昼下がりの遊戯 1
(1) ―――暑い、夏の午後の昼下がり。 進藤家は今日は両親とも不在で、ヒカルが一人留守番する事になっていた。 しかしそのヒカルの部屋からは、まだ日も高いこの時間には似つかわしくない、 悩ましげな声が引っ切り無しに響いていた。 「…はぁ、はぁっ…っ……あっ!…ん…っ…はぁ…」