やりすぎ☆若゙キンマン〜ヒカルたん純情系〜 1 - 2


(1)

  〜ヒカルたん純情系〜

「ヤダってば、若゙キンマン!」
静寂に包まれた森の中に、ヒカルたんの叫び声がこだまする。
「平気さ。こんな森の奥にまで人は来ないよ」
若゙キンマンは気にせずヒカルたんの服を脱がし始める。
ヒカルたんは逃げようとしたが、自分より力の強い若゙キンマンに木に押さえつけられてい
るため、どうすることもできず泣きだしてしまった。
「許してよぉ、オレのこと好きなら許してぇ」
ヒカルたんは懇願した。けれど泣きながら舌足らずに話す様は、嫌がっているよりも誘っ
ているように見える。
若゙キンマンと暮らすようになってから毎日のように続けられたそれは、ヒカルたんを夢中
にさせた。しかしだからといって、ところかまわず求めてくる若゙キンマンを常に受け入れ
られるほど節操がなくなったわけではない。唯一ヒーローであるというプライドがヒカル
たんの理性を保たせていた。けれどもそれは口だけで、恥らいつつも結局は若゙キンマンの
希望に応えてしまう。
いつのまにか若゙キンマンに恋してしまったヒカルたんは、ヒーローであることよりも恋人
であることに重きをおいていた。
恥ずかしそうに嫌がるヒカルたんを見て、若゙キンマンは口の端で笑った。
「ごめん。でもわかって。ヒカルたんのこと好きになりすぎて、ボク我慢できないんだよ」
若゙キンマンは辛そうなフリをすると、懇願するようにヒカルたんに優しくキスをした。
キスをされたヒカルたんはしばらく考え込むと、顔を赤らめて小声で言った。
「それじゃ…ちょっとだけだからな」
「大好きだよ、ボクのかわいいヒカルたん」
若゙キンマンはヒカルたんを抱きしめる。ヒカルたんは気持ちよさそうに目を閉じた。


(2)
「んっ…若゙キンマン、もっといじめてぇ、もっと、もっとぉ〜」
いつ誰が来るかわからない野外であるにも関わらず、ヒカルたんは淫靡な声でせがんだ。
与えられる刺激に満足しないときは、いじめてと言うように若゙キンマンに教え込まれたヒ
カルたんは忠実にその言葉で懇願した。そうやって若゙キンマンはありとあらゆる行為を体
に叩き込んで、ヒカルたんをどんどん性欲の虜にした。
のみこみの早いヒカルたんは常に新しい刺激を求め、恥じらいもなく若゙キンマンに身を委
ねる。貪欲に刺激を求めてくるその姿に、若゙キンマンは開発に成功した喜びと感動で笑い
が止まらなかった。
その笑顔を見たヒカルたんは、若゙キンマンの心の隙間を少しでも埋めてあげることができ
たと喜んだ。恋するヒカルたんにとって、どんな理由であれ、若゙キンマンの笑う時間が増
えていくのなら、ちょっとくらい強引なことをされても幸せだったのだ。
「ヒカルたん、いじめてなんて言葉をそう簡単に言ったらいけないよ。キミが望むなら、
ボクは本当にどんな酷いことでもしてしまうんだから」
激しく腰を律動させながら、若゙キンマンはヒカルたんの耳を舐りながら話す。
「…ンッ、いいよ…若゙キンマンにだったら…何されてもいい。アッ…して…」
それを聞いた若゙キンマンは、ヒカルたんの中から自分のものを引き抜くと横になった。
「おいで、ヒカルたん」
ヒカルたんは戸惑った。なぜならその体勢は、自分で若゙キンマンのものを入れるように教
えられていたからだ。



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