○○アタリ道場○○ ヒカルとアキラ・回転寿司に行くノ巻
(1)
<ヒカルとアキラ・回転寿司に行くノ巻>
碁会所で碁を打つヒカルとアキラ
ヒカル「あー、腹へったなあ」
アキラ「キミは すぐお腹すかすね」
ヒカル「なあ、今日は この辺で終わりにしないか。
それと いつもオマエに碁会所料金タダにしてもらっている
からラーメンでも奢るよ」
アキラ「・・・ラーメンはボクは あまり・・・」
ヒカル「あぁ? オマエ贅沢だなあ。じゃあ、何なら食えるんだよ」
アキラ「強いて言えばお寿司かなあ」
ヒカル「・・・・・・・(このクソお坊チャマ!!!)」
アキラ「進藤?」
ヒカル「じゃあ、回転寿司でいいかよ」
アキラ「回転寿司って何だい?」
ヒカル「・・・・・・・(ナロー、はり倒すぞ(゚Д゚)ゴルァ!!)」
アキラ「まあ、でも試しに行ってみたいなあ」
ヒカル「・・・じゃあ回転寿司決定だな」
(2)
近場の回転寿司に入るヒカルとアキラ
ヒカル「塔矢、好きなのとって食べていいんだぜ」
アキラ「うん・・・」
ヒカル「どうしたんだよ?」
アキラ「いや、食べたいネタがないから」
ヒカル「何食いたいんだ? 頼めば握ってくれるぜ。
あの、スミマセーン!
コイツが頼みたいネタがあるって」
店員 「ヘイ、ラッシャイ! 何を握りましょうか?」
アキラ「じゃあ、北海道で取れたウニを」
「・・・・・・・・・(;´Д`)」←カナーリ気まずい雰囲気のヒカルと店員
その横でノホホーンしているアキラ
ヒカル「・・・・・・・・・・・・オマエさあ、友達いねえだろ?」
アキラ「えっ、いるよ。なんだよ急に」
ヒカル「じゃあ誰だよ」
アキラ「芦原さんとか」
ヒカル「・・・・・(ヤパーシイネーンダ・゚・(ノД`)・゚・。)」
そんなやり取りをしている二人に他の席から大きな声が聞こえる
(3)
しげ子「和谷クン、もっと食べていい?」
和谷「しげ子ちゃん、もうカンベンしてよおぉ!
オレ、今は1人暮らしで あんまり金ねーんだからぁあ」
しげ子「だって、今日は和谷クンの4段昇段合格のお祝いでしょ。
ケチケチしないで♪」
和谷「(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル NO―――!!!!!!!!」
ヒカル「ヤバイ、和谷達が来てたのか! オイ塔矢、帰るぞっ!!」
アキラ「えっ、ボクまだ何も食べてないよ」
ヒカル「今 店にオレの知り合いの棋士がいるんだよ。
そいつにオレがオマエと碁を打っていることが
バレたらマズイんだよっ!!」
アキラ「よく分からないけど、退散したほうがいいってことだね」
ヒカル「ホラ、早くズラかるぞっ!」
床を這いながら何とか回転寿司店脱出しる←ヒカル・アキラ
ヒカル「あ〜あ、まいったなあ もう」
アキラ「進藤、ボク初めて回転寿司に入ったけど、
なんか面白かったよ。また行ってみたいなあ」
ヒカル「そうか、楽しんでくれてオレ良かったよ──と、いくかよおぉおっ!
アホかオマエは(゚Д゚)ゴルァ―――!!!!!!!!」
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