コンビニオナーニ 1 - 3
(1)
今から丁度一年くらい前のことだ。
俺が近所のコンビニで立ち読みしてた時のことだが、
丁度その隣にリアル厨房(ヒカル)がいた。
見た目はオタって雰囲気は全くなくあどけない少年という雰囲気。
格好は上下ジャージでクラブ帰りか?って感じだった。
で、まあ普通は気にならない事なんで相変わらず立ち読みをしていたのだが
なんか近くから「シュッ…シュッ…シュッ…」てなにかがこすれる音が聞こえる訳。
なんかそれがだんだん耳障りになってあたりをチラっと見回した。
一体なんの音だろうかと。
で、ふと横を見るとなにやら隣のヒカルがジャージのポケットに
左手つっこんでその中でガシガシとなにかを動かしているのだ。
男性諸君ならここですぐにピーンと来たであろう。
言うまでもなくその少年(ヒカル)は公開オナニーをしていたのだ。
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
俺は今最高のネタを目撃している!!
そう思い俺は少年(ヒカル)に悟られないように生暖かい目線で
観察を続けた。
少年(進藤ヒカル)は右手に聖書(多分ヤングマガジン。女の子が
パンツ丸見えで大股オッピロゲてるコマ。
こしばてつやのマンガだったと思う。)
(2)
そして左手をポケットの中に入れ最小限のピストン運動。
違う視点から見れば普通に立ち読みしてるように見えなくもない。
しかしちょうど俺から見た角度はとんでもない奇行
「コンビニオナニー」そのものである
周りは俺一人、店員は隅っこで作業をしていたと思う。
本来コンビニの雑誌コーナーは路面に面しており
その奇行はかなり目立つ形だが
ちょうど股間部分は雑誌の展示棚に隠れていて、
それを知ってるのは俺と少年だけだったはず。
相手は俺が観察してる事には気付いていない模様だ。
俺は雑誌を読むふりをして横目で観察してるからだろう。
観察をはじめて2、3分位たった頃、徐々に少年の動きが激しくなってくる。
ついにこの時がキタのだ。もうここまでキタら少年は周りを気にする余裕など無い。
逆に俺が邪魔が入らないかあたりを見回してたくらいだ。
相変わらず少年は女の子が大股広げてるコマしか見ていない。
少年はこのひとコマに壮大なストーリーを描いてるのであろう。
俺には到底想像できない。
しかし彼の頭の中のストーリーはまさにクライマックス直前!
(3)
来る!来る!もうすぐ来るぞ!!感動のラストがやってくる!!
激しく動く左手。
突如少年ヒカルたんは空を見上げた…
そしてそれと同時に大きな痙攣!3、4度繰り返す大きな震え!
力尽きたのか右手の聖書が突然手から離れ地面に落下。
その音にさすがに他の人たちも気付いただろう。
しかしもう祭りの後だ。俺はとりあえず事後処理まで観察を続けた。
そのとき彼は目を閉じその快楽を満悦していたのであろう。
俺にはこの上ない至福の表情に思えた。
たとえ彼のジャージの中が地獄絵図になってたとしても
そんな下らないことなど気にしてはいないだろう。
ここまで見届けた俺はこんなおもしろい体験をさせてくれた神様に
ただ一言「ありがとう。」と感謝をした。
その数秒後、偉業を達成した少年ヒカタンはそそくさと本を棚にしまい
物凄い勢いでコンビニを出て行った。
それを見届けた俺は今は感じないが、その後必ず来るであろう
異臭騒ぎに巻き込まれるのを避けるためコンビニを後にした。
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