クチナハ 〜平安陰陽師賀茂明淫妖物語〜 1 - 4
(1)
悶えながら珍子に手が伸びる明たん。次第に我を忘れて感じ始める。
「う・・ん、くっ・・ふ・・・ああっ、あっあっ・・・!」
そこに音もなく忍び寄って「賀茂殿、神聖なる禁中で何をしておられる」
と手首を掴む男登場(;´Д`)ハァハァ
(2)
はしたない姿を見られ凍りつく明たん。
己は清浄を保ち禁中を守護すべき陰陽師であるのに・・・
男はそんな明たんの手首をひねり上げ、白魚の如き指に付着した
欲望の証を見て哂う。「ふん。陰陽師殿も人の子というわけですな」
――暗闇の中、男の顔は見えない。
(3)
「些か己を失っておりました。己の立場にして有るまじき不覚悟。
が、このようなことが外に知れては禁中の護りとして示しがつきませぬ。
勝手なお願いではありますが、出来ますればこの件はどうぞご内密に」
明は咄嗟に手をついた。立場はこちらが圧倒的に不利だが
楚々とした風情の己がしおらしくうなだれて見せれば
大抵の相手は蕩かされてしまうことを知っていた。
だが男はくっくっと哂い欲望に塗れた明の掌を己が口元に持って行くと
チュルリと音を立てて舐めた。瞬間、明の背筋に震えが走る。
蛇か何かの長く割れた舌で撫でられた気がしたのだ。
「ッ・・・!」
(4)
おぞましさに手を引こうとする明だが、
男の異常なまでの剛力にがっちりと手首を取られ叶わない。
「そなた・・・人では・・・!」
「陰陽師殿。貴方の精は大変に美味だ・・・私は、もっとそれを長く味わいたい」
闇の中で男がチュルリと舌なめずりする音が響いたかと思うと、
男の影が次第に細く長くなってゆく。
――これは妖。対抗しなければ。
必死で呪を唱えようとする明だが金縛りに遭ったように舌が動かない。
巨きく黒く長い影が哂う。
「無駄な足掻きはお止しなさい。今の貴方が私に敵うはずもない。
都一の陰陽師殿とは言えまだ子供・・・
貴方にとっては不幸、私にとってはまことに好都合」
そう告げると影は一閃、弾けるような音を立てて天井近くまで跳ね上がるや
ズルリと明の表袴の裾に潜り込んできた。
「あ・・・っ!?嫌!?あっ、あっ!」
ズルリ、ズルリッ。
巨きい影は床に長々と尾を引いて這い回りながら袴の中で明の秘所を探り当て、
ずぶずぶずぶとその狭い肉の内部に身をねじり込んでゆく。
――嘘だ。こんな巨きい長いモノがこの身の内に・・・
「あ、嫌、嫌っ・・・!ア、アーッ!」
限界を超えて内部を拡げられ、拡げられてなおぎっちりと満たされ、
強烈に奥の一点を圧迫される刺激とおぞましさに耐え切れず明は絶叫し、
精を放つと同時に気を失った。
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