フランダースの犬ごっこ 1 - 4
(1)
今夜の塔矢家ではアキラたんの両親は不在で、アキラたんは社を家に呼び
ました。
この二人、なにかよからぬ遊びに夢中になっている様子です。
「ぱとヤシロ、こっちにおいで」
アキラたんはニコニコ笑って自分の部屋に入りながら、ぱとヤシロ犬を
手招いて呼びました。
「わんわんわん・・・・・・って言えばいいんかい塔矢?」
ぱとヤシロ犬は四つん這いになり、自分の前に立つアキラたんの顔を見ようと
頭を上げながら言いました。
「話しちゃ駄目だよ、キミは犬の役なんだから」
アキラたんは諭すように、ぱとヤシロ犬の頭を優しく撫でます。
「あううー(汗)、わんわんわわんっ!」
すねた表情をしながらも顔を赤らめ、普通の犬がする『おすわり』のポーズを
とりながら、なかばヤケクソ気味に、ぱとヤシロ犬は吠えまくります。
一方、アキラたんは何か良い事を思いついたらしく、その場にしゃがみ、
ぱとヤシロ犬の耳元に唇を寄せて、甘い息を吹きかけながら囁きます。
「そうそうおりこうだね、ぱとヤシロ。
キミのそんなところが大好きだよ。
じゃあボクの命令をきちんと聞けたら・・・・・ご褒美をあげてもいいよ」
「わんわんわほおおぉーん!!
(ぱとヤシロ犬の訳:おーし、やったるでぇ!!)」
ふてくされていたぱとヤシロ犬は、アキラたんのその言葉を聞くと、
シャキーンと背筋を伸ばし、目をキラキラ輝かせながら何度も頷きました。
そんな愛犬の様子を見るとアキラたんは薄笑いをし、そしていきなり服を脱ぎ
だしました。
(2)
「わぁあわん!?(なんや、もう挿れてかいな・嬉!?)」
アキラたんは、ぱとヤシロ犬の前で素早く裸になると床に座り、ぱかっと両足を開いて
珍子をさらしました。
「この状態で一時間ボクに手をださなければ、今日はキミの好きにしていいよ」
「うがっ!?(なんやて!? オレを殺すきか塔矢―)」
「フフフ、いつまで我慢できるかな」
そう言いながらアキラたんは自分のビーチクを片手で摘み、もう一つの手で珍子を
いじり始めました。
「あ・・・ん、はぅっ・・・・・・」
ぱとヤシロ犬の前でアキラたんは自ら体を触り、悩ましげな声をこぼし、一人悶えて
います。
「わっ、わおおおお──!!!(ふんがっー、オレの煩悩消え去れええああああ──!!!)」
「まだまだこれからだよ、ぱとヤシロ。夜は長いもの」
アキラたんは、ぱとヤシロ犬がヨダレを垂らしながら吠えている姿を眺め、
満足気に喜悦の表情を浮かべています。
「ぎゃああおおおお―――んんん」
ぱとヤシロ犬の切ない鳴き声が一時間ほど続きましたが、しばらくして今度は違う種類
の声がアキラたんの部屋から洩れてきました。
(3)
「そう・・・そこを強く吸って・・・・・ああ・・・・・・とても上手だよ、ぱとヤシロ。
ああん、そんなにガツガツしなくてもボクはどこへも行かないよ・・・」
懸命にぱとヤシロ犬をなだめるアキラたんですが、愛犬は飼い主の声が耳に入らない
ようです。
ぱとヤシロ犬は両足を広げているアキラたんの股間に頭を突っ込み、アキラたんの細い
腰に自分の両腕をまわしてしがみついています。
そして、ご褒美に与えられたアキラたんの棒を嬉しそうに、ただひたすら頬張って
います。
「楽しい夜になりそうだね・・・・・・・・ぱとヤシロ」
アキラたんは猫のように唇を舌でぺろりと舐めました。
秋の夜更けにフランダースの犬ごっこを繰りひろげるアキラたんと社でした。
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