ちっちゃいアキラにっき 1 - 5
(1)
5がつ19にち にちようび
はれとくもりとちょっとあめ
きょう、ボクはおがたくんとおでかけをしました。
おがたくんのああるえっくすせぶんで、うみぞいのおんせんと、とうきょうけいばじょうに
いきました。
あさ、おがたくんはめざましどけいがなってもおきないので、ボクはおがたくんに
「おきてよぉっ!」となんかいもいいました。
でも、おがたくんはおきなかったので、ボクはきのうのおうまさんごっこで
つかいたかったむちをもってきました。
それから、おがたくんのおふとんを「えいっ!」とはがして、おがたくんのおなかを
ぴしぴしむちでうちました。
がんばってぴしぴしうったら、おがたくんは「ぎえぇぇぇっっっ!!!」といって
とびあがって、すぐにおきてくれました。
ボクは、ちょっとだけはぁはぁしました。
おがたくんは、おきたらあさごはんとおべんとうをつくってくれました。
おべんとうは、うめぼしとおかかのおにぎりと、おにぎりにまくしらこのりと、
とりのからあげと、ぷちとまとと、うさぎさんのおりんごでした。
すいとうには、むぎちゃをいっぱいいれました。
うみぞいのおんせんは、ちょっととおいところにあって、おがたくんはいっぱい
うんてんしました。
さいしょ、ボクはおでかけがうれしくて、くるまのなかでぴょんぴょんはねたり
うたったりしていたけれど、なんだかつかれちゃったから、くるまのなかで
おねんねしました。
おんせんについたら、おがたくんがおこしてくれました。
(2)
うみぞいのおんせんは、めのまえがうみなので、おゆがしょっぱかったです。
でも、うみのなかにいるみたいなきぶんになって、ボクはいっぱいおよぎました。
ボクは、ばたあしでおよぐのがだいすきなので、おがたくんのおかおに、ばしゃばしゃ
おゆをいっぱいかけました。
そうしたら、おがたくんが「およぐのはやめて、ぞうさんをしよう!」といったので、
ボクはおがたくんとぞうさんをしました。
おがたくんのぞうさんは、とってもおおきくて、いっぱいぶらんぶらんしていました。
でも、ボクのぞうさんは、ちっちゃくて、ちょっとしかぶらんぶらんできませんでした。
おがたくんが「アキラくんのぞうさんは、まだまだちいさいなぁ、ははは!」といって、
ボクのことをわらったので、ボクはおこっておがたくんのぞうさんをひっぱっちゃいました。
そうしたら、おがたくんのぞうさんのおはながぱおぉんとなってうえをむきました。
ボクは、すごくこわくなって、がくがくぶるぶるしました。
おんせんからあがって、きゅうけいじょで、ちょっとおべんとうをたべました。
むぎちゃをのみながら、しらこのりをまいたおかかのおにぎりと、とりのからあげと、
ぷちとまとをたべました。
おがたくんがつくったおにぎりは、おかかがまんなかじゃなくて、はじっこには
いっていました。
でも、とってもおいしかったです。
(3)
くるまにのって、こんどはとうきょうけいばじょうにいきました。
おがたくんは、またいっぱいうんてんしました。
とちゅうで、こんびにによって、おがたくんにけいばしんぶんをかってもらいました。
ボクは、くるまのなかで、おうちからもってきたあかえんぴつで、けいばしんぶんに
いろんなしるしをかきました。
ボクは、またちょっとだけはぁはぁしました。
とうきょうけいばじょうは、じいわんのおおくすがあるので、とってもこんでいました。
おがたくんはばけんをかってくれないので、ボクは、おがたくんのみていないところで
ばけんをかうことにしました。
おがたくんがおといれにいったので、ボクは、まあくしいとのおいてあるつくえのところに
いきました。
つくえのところには、けいばしんぶんをみているおじさんがいっぱいいました。
ボクは、つくえにてがとどかないから、おぼうしをかぶったおじさんに「まあくしいとを
とってくださいっ!」とたのみました。
おじさんは、「ぼうやもけいばをするのかい?」といったので、ボクは「はいっ!」と
いいました。
そうしたら、おじさんはわらいながらまあくしいとをとってくれました。
(4)
ボクは、けいばしんぶんにかいたいろんなしるしをみながら、あかえんぴつでまあくしいとに
よそうをかきました。
それから、ボクは、おじさんに「ボクのばけんをかってくださいっ!」といいました。
おじさんは、「ぼうやはばけんをかっちゃいけないんだぞ」といったので、ボクはちょっと
なきそうになりました。
でも、「おじさん、かってよぉっ!」といって、おじさんのかおをじいっとみたら、
おじさんは「かってくるからまっておいで」といってくれました。
おじさんは、はぁはぁしていました。
ボクは、おうちからもってきた600えんをおじさんにわたしました。
おじさんはすぐにばけんをかってもどってきてくれました。
おじさんにばけんをもらって、おれいをいったら、おじさんは、「ぼうや、あなねらいか。
しょうぶしだな、ははは!」といって、ボクのよそうをほめてくれました。
ボクは、とってもうれしかったです。
そうしたら、おがたくんがといれからもどってきたので、ボクはいそいでばけんを
ぽけっとにかくしました。
(5)
おおくすがすたあとするまでじかんがあったので、ボクはぽにいにのりました。
ぽにいはちいさくて、かわいくて、たてがみがふさふさでした。
ぼくは、じょっきいになったきぶんがして、はぁはぁしました。
おかおがあかくなって、おがたくんがボクのことをしんぱいしてたみたいです。
ぽにいにのったら、またおなかがすいたので、おがたくんとおべんとうののこりを
たべました。
むぎちゃをのみながら、しらこのりをまいたうめぼしのおにぎりをたべました。
うめぼしも、やっぱりはじっこにはいっていました。
でも、とってもおいしかったです。
それから、ボクはうさぎさんのおりんごをもって、ぱどっくにいきました。
ぱどっくでは、おうまさんがぱっかぱっかとあるいていました。
ボクは、うさぎさんのおりんごをおうまさんのほうにむけてみました。
そうしたら、おうまさんがボクのほうをむいてくれました。
ボクは、うさぎさんのおりんごといっしょに、おうまさんに「こんにちはっ!」と
あいさつしました。
おうまさんは、ふさふさしたしっぽをふって、あいさつしてくれました。
ボクは、とってもうれしかったです。
でも、おがたくんに、うさぎさんのおりんごをたべなさいといわれたので、
たべました。
ボクは、ちょっとかなしかったです。
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