ランたんの宴 1 - 5


(1)
「キモいんだよ!ここの連中は!」
ランたんは必死になって叫ぶ。その声はおよそ世界中の騒音を掻き集めたように
大きくその空間に響いたが、辺りにいる連中はまるでそれが聞こえないようだった。
何故なら、誰もその声に反応を示さず、静かに彼を見つめていた。
「オガタクン!?ハッハァ?キモいったらないなあお前ら!ゲロ吐きそうだぜ!」
ランたんの声は虚しく空中で霧散する。周りの男達は黙っているだけだ。
「…何だよその目は!何なんだよお!?」
ランたんは怒り狂って怒鳴り散らす。誰彼構わず叫びつづけた。
「21禁鯖逝けって言ってんだろ!エロバッかの小説はつまんねーしよお!
 なりきりもキモいし、こんなスレッド趣味板にふさわしくねーよ!
 なんだよ…オレ何か間違った事言ってるか!?どーなんだよお!?」
ランたんは必死に吼えるも、誰一人彼の言葉に賛同も反論もしない。
そこへ、一人の男が前へ進み出る。パパだった。
「…ここで話しを聞いてもらうには、こうするしかない。さあ、これを被るんだ」
パパが差し出したのは、一つのマスク。サラサラの髪の毛と美しい造形は、
まるで神業のようだった。ランたんは訝りながらもそれを受け取る。
「なんだよ…これは」
そして、パパの言われた通りすっぽりとそれを頭に被った。
途端、周りの男達の目の色が変わる。さっきまでと違い、ニヤニヤと笑いながら
彼に近付いてきた。ランたんは背中から這い上がってくる寒気と恐怖に身体を竦ませる。
「なっ…なんなんだよコレは!?」
「アキラたんマスクだよ、ランたん」
パパはにっこりと微笑んで、ランたんに教えたのだった。


(2)
「キッ、キモイんだよ、近寄るんじゃねー!」
さっきまでとは違った必死さで、ランたんは叫んだ。
だが男達は薄ら笑いを浮かべながら、その言葉に喜ぶのだった。
「アキラたん…そんな悪い言葉でオレ達をいじめてくれるんだね…ハァハァ」
「そんなイケナイ言葉を言う子には、お仕置きしないとイケないなあ、ハァハァハァ」
「そんな小悪魔みたいな言葉遣いのアキラたんも魅力的だなあハァハァハァハァ」
「なっ…なっ…、オレはっオレはアキラじゃない!オレはランだぞ!?
 キモイっ!吐き気がする!!近寄るんじゃねークサイんだよ!」
恐怖に引き攣った表情で訴えかけるランたんだが、男どもの異常な様子に腰が抜けて
動けないらしい。足もガクガク震えている。追い詰められた小動物を思わせるその姿に、
男達は更に嗜虐的な感覚を刺激したのだった。
「アキラたん…怖がる事はないよ?お仕置きと言っても、お兄さん達が優しくしてあげるよ」
「そうそう、すぐに気持ち良くなるよ?ハァハァハァ」
「おや?もしかしてその様子だとアキラたん初めて…?嬉しいなアキラたんの初めてを
 オレ達が頂けるなんて!感激だあハァハァハァハァ」
「や…やめろ…近付くな…やめろ!」
言い終わらぬうちに、ランたんの身体は数人の男に拘束され、地面に押し倒された。
「パッ、パパ!てめー!騙したなあ!」
ランたんは助けを求めるようにパパに向かって懸命に吼えたが、パパはニコニコと答えた。
「ちゃんと皆がランたんのことを見てくれたじゃないか?そうだろう?」


(3)
男達はさっさとランたんの衣服をちぎるように取り去ると、その切れ端で
ランたんの手首を縛り身動きを封じた。
「アキラたんにしては体付きが貧相だな…」
「ああ…それに、オチンチンもちょっと小ぶりだな…」
がっかりしたような声を上げる者もいたが、一人が嬉々として叫んだ。
「何言ってんだ!アキラたんは着やせするタイプなんだよ!萌えるじゃねーか!」
「そうそう、それにこのちっちゃいペニスもまた格別だぜハァハァハァハァ」
「言われてみればそうだな…アキラたんの顔なら全て許せるな!ハァハァ」
男達の無遠慮な言葉にランたんはPTSDになるほどショックを受けたが、反論は
できなかった。それだけはランたんの男としてのプライドが許さなかったのだ。
一人の男の指が、その乳首をなぞる。くすぐったい感触にランたんは歯を食いしばった。
「オレ…アキラたんの乳首はピンクかと思ってたんだが…」
「黒い乳首もいいじゃねーか?何か遊んでるみたいでさあーハァハァ」
「そうだな…淫乱なアキラたんも萌え萌えだよな?ハァハァハァハァハァハァ」
乳首への愛撫はやがて激しいものとなっていく。一人は指で転がしたかと思えば、
一人が舌先で弄び、時に歯を立てたりして敏感な個所に刺激を与えつづけた。
「はっ…や、ヤメロ!あぁっ…ヤダ、やめてくれ…」
男達が見たのは、涙を浮かべて訴えかける美しきアキラの顔だった。
男達のペニスは途端に勃起し、自制が効かなくなり愛撫も激しくなっていく…。
「あ…アキラたん!お、オレ…もう…」
「早くしろ!オレにもアキラたんに触らせろ!」
男達の熱い熱気が篭り始めた。気が早い者はすでにチャックを下ろしてスタンバっている。
「待てよ。一回アキラたんをイかせてからってのが礼儀ってもんだろ?」
乳首を弄り倒していた男の言葉に皆同意する。ランたんは絶望的な気持ちでそれを聞いていた。


(4)
すでに勃ち上がりかけているランたんのペニスへ男達の指が絡んだ。
「ひゃっ…ああんっ!」
ランたんが思わず上げた嬌声に、男達はごくりと唾を呑みこんだ。
「きっ…聞いたか?『ああん』だってよ?か…可愛いすぎねーか?」
「おおっ…正しくキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! って感じだな!」
「ヤメロ!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! とか言うな!
 お前らそれしか言えないのかよ!いつもワンパターンでっ…ヤッ、はぁん!」
「そんな憎まれ口も可愛いよアキラたん…ハァハァハァハァ」
ランたんの叫びは男達を煽るだけだった。すでにランたんのペニスは愛撫で怒張し、
先走りの汁を流して喜んでいる。男の指はカリに指を食い込ませるようにしたかと思えば、
袋を揉みしだき、竿を扱きながら尿道を捏ねるように愛撫する。
「やっ…やあ…ん、ヤメ…も、もう…出ちまう…よぉ!」
その声にペニスを弄くる男の手の動きは早まり、やがて他の男達も乳首、臍、耳朶へと
愛撫をし始めた。全身が性感帯になったような錯覚を、ランたんは感じていた。
「ひゃうぅ…アッ―――――――――……!!」
一際大きな嬌声とともに、ランたんは射精し、白いミルクを自分の腹へ飛ばした。
「あっ…はぁ、はぁっ…はぁ……」
「いっぱい出したね、アキラたん…ハァハァアキラたんのイク顔、最高だったよハァハァハァハァ」
周りの男達が一様にハァハァしている。これだけでは終わらない事を、ランたんは知っていた。
こんな前戯など、饗宴の幕開けにしかならないのだということを…。


(5)
一人の男が潤滑用のジェルを差し出した。それをランたんのアヌスへ
べっとりと塗りつける。冷たい感触にランたんが身を竦ませたのは一瞬で、
やがてそのジェルは体温で温められ、ランたんの肌に馴染んでいく。
「おい、初めてかもしれないから、コレ使おうぜ…ハァハァ」
そう言って一人が取り出したのは、調教用のバイブだった。小ぶりのそれは、
無理なく肛門性交するためのアイテムだった。
「本当なら長時間かけて慣らしてあげたいところだが…ゴメンよアキラたん。
 オレ達、そんなに自制できそうもないからハァハァハァハァ」
「大丈夫…痛いのは始めだけだから。アキラたんならすぐに慣れるよハァハァ」
男達の目の色はまるで異常だった。ランたんは状況の異質さについていけず、
ぱくぱくと口を動かしたが、しかし言葉を発する事は出来なかった。
小さなバイブが、ランたんのジェルまみれのアヌスに無造作とも言える手付きで
突っ込まれる。ランたんは痛みと異物感に息を詰めた。
「ひっいぃ……!」
やがてすっぽりとバイブがランたんのアヌスに包まれてしまうと、男達はハァハァしながら
早くスイッチを押せと一人を急かした。
「分かってるさ…いくぜ、アキラたん」
途端、ランたんの全身に電流が流れたような凄まじい衝撃が襲いかかった。
「はっ!やっ!ヤダぁ!だっ、だめっ、イヤだっ!あっ…あっ…あっ!」
ランたんは必死で喘ぎ、助けを求めるが、周りの男達はハァハァしながら見守っているだけだ。
痛み、異物感、電気ショックのような振動による刺激と衝撃…しかしやがてその中に
僅かな快感が混じり始めた事を、ランたんは自覚した。
その証拠に、ランたんのペニスは1度射精したにも関わらず、今また勃起し始めている。
「はあっ…あ、んぅ…な、なんでぇ…?」
「フフフ…アキラたんは物覚えがいいね…流石我等がアキラたんだよハァハァ」



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