塔矢担任 日記シリーズ 1 - 5
(1)
塔矢担任の日記
塔矢アキラを初めて見たときから私の為に生まれてきた芸術品だと思った。
早く彼の裸が見たい。
水泳の授業の時、更衣室にビデオを仕掛けたのだが他の生徒が邪魔で裸を見ることは叶わなかった
春の遠足は温泉を強く押そうと思っている
(2)
塔矢担任の日記
「先生」と私を呼ぶ時の塔矢の声が好きだ
凛とした中に翳りを含んだ声
私を真っ直ぐに見据えるちょっと上目遣いなあの眼差しも
私に何かを訴えているかのように勘違いしてしまう
触れていい・・・と
いつか私はボーダーラインを越えてしまうだろう
それが破滅に繋がる事は分かっている
それでもその破滅は甘美な香りがする
麝香のように罠をふりまき私を誘う
塔矢の棘に刺されたいと
(3)
塔矢担任の日記
4月1日 晴れ
日曜に大学時代の友人と花見をやったのだが。
その帰り道、露天で花が売られていて、見たら隅の方に草も何も生えていない土だけの鉢が何個かあった。
それは何かと聞くと、何が生えてくるかお楽しみの鉢だと言う。
安いしノリで買ってみたのだが、今朝起きたら、ムーミン谷のニョロニョロみたいなのが生えていた。
ニョロは「好きな人の血か髪を私に与えてください、すると好きな人が植木鉢から生えてきます。」と説明した。
正確にはニョロが変化するという意味のようだが。
足は植木鉢に付いてるが、他はそっくりそのまま出てくるらしい。
性格も受け継ぐらしいが主人には絶対服従の習性だと言う。
「枯らさないようにするには、毎晩たっぷりの愛情を注いでください」
ニョロは恥らうように言った。…つまり抱いてやるということか。
私は決心した。こうなったら塔矢アキラを飼うしかない…と。
どうにかして彼の髪の毛か血液を手に入れなければ。
彼の髪に見とれるばかりで触れる事さえ出来ない私だが、こうなったら
少々のリスクは厭わない。
勿論、いつかは本物の塔矢を抱きたい、が、こんなチャンスをむざむざ逃したくはない。
今日から作戦開始だ。
今、前進に力が漲ってきている。
(4)
塔矢同級生の日記
×月×日 晴れ
昨日塔矢の夢を見た。
囲碁部の奴等が塔矢を体育館倉庫で輪姦してるところに俺が助けに行く夢だ。
塔矢は下半身には靴下しか付けておらず、一人が後から塔矢の腕と脚を一緒に抱え込みながら塔矢の乳首を摘んでいて、あとの二人が塔矢の口とケツにチンコをぶち込んでいた。
俺は3人をぶちのめしてやった。
そうしたら塔矢が僕は汚れてしまった、君の手でボクを清めてくれ…なんて言って潤んだ瞳で俺を見た。
だからしょうがなく俺は塔矢にぶち込んでやった。
塔矢は俺にしがみ付いて腰を振っていた…口から涎を垂らす塔矢を見て俺は射精した。
そこで目が覚めた。
何でこんな夢みたんだろう???
そういえば、現実に囲碁部の連中3人が先日退学になったばかりだった。
その連中は前にも塔矢を虐めたという噂があった。
関係ないが、今日も3年の岸本がクラスにやって来て塔矢を連れ出していった。
塔矢が学校に来る時は必ずといっていいほどこいつがやってくる。
いやそんな事より俺はどうしちまったんだろう?こんな夢を見るなんて…。
来週からテストが始まるというのに…。
明日からはあんまり塔矢を見ないようにしよう。
でもすごく気持ち良かった。?
(5)
塔矢(源氏名アキラ)の日記
×月×日 晴れ
なじみ客の座間のセックスはしつこかった。
朝から晩までそれはつづいた。
座間との事を終えた後、アキラは天井を見つめていた。
表情の無いその瞳から一筋の涙が伝った。
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