調教教室―欲望の保健室 1 - 5


(1)
アキラは思わず腰を浮かせた。
椅子の硬さに、体内のものが響きはしないかと恐れただけではない。座る体勢に変えたことで、そのものの位置が微妙にずれ、別な場所を刺激しだしたからだ。
アキラの耳には、体内を伝って響く低い規則正しい音が、僅かに漏れ聞こえていた。
ハアハア……ハア……のどの奥から自然に荒い吐息が漏れる。
体の内部のこそばゆい振動は徐々に全身を犯していく。アキラのものは既に勃ちあがり、先端からは解放を待ちきれずに汁が垂れ流されていた。
テキストを朗読する英語教師の声がどこか遠くでぼんやりと聞こえる。
早く……。
アキラは心の中で唱える。
――帰ってくるまで入れておくんだ。 出したらお仕置きだからな。
今朝の、あの人の残忍な表情と、それに反するような静かな声が脳裏に蘇る。
ふと、前の席の生徒が自分を見ていることに気づいた。
いや、前の生徒だけじゃない、全員がこっちを見ている。 音が漏れたのだろうか…それとも…。
言い知れぬ不安がアキラを襲う。
「……や……塔矢。」
教師の声にハッと我に帰る。 英語教師がアキラの近くまで来て怪訝そうにアキラを見ていた。
(P31朗読……。)
小声で隣の生徒が教えてくれた。
「は…い。」
アキラはよろよろと立ち上がった。


(2)
が、椅子から尻を上げ、机に両手を付いたところでアキラは動けなくなった。
せみの鳴くような音が脳裏に響く。唇が振るえ、全身から汗が吹き出る。
「大丈夫か? 顔が赤いぞ。」
教師がまじかでアキラの顔を覗き込む。 教師を見上げたアキラの瞳は潤み、色づいた唇からは、ハア、ハアと小さな吐息が漏れている。 
一瞬、教師は魅入られたように、そのしどけない表情に釘付けになった。 が、しかし、生徒達の訝しがるようなひそひそ声に我に帰り、アキラからあわてて顔を背けると、「保健室に行ったほうがいいな。」とつぶやいた。
「俺が連れて行きます。」
アキラの斜め後の生徒、宮本がすかさず、席を立ち、アキラを抱えるように、寄り添った。
「ああ、頼んだぞ。」
教師はアキラを振り返ることなく、教壇へと歩を早めた。宮本に抱えられながらアキラが教室を出ると、やっと教師は平静を取り戻す事が出来た。

「大丈夫か。」
耳のすぐ側で発せられる宮本の声が、くすぐったく体中に響く。身長差のせいで、宮本が屈みこむような姿勢で歩を進めた。アキラが中腰なので、尚更だった。
階段に差し掛かると、降りる動作に連れて制服がひきつれ、乳首が薄手のアンダーシャツに擦りつけられる。
「あっ…。」
どうしようもなく洩れてしまう声、宮本の声による刺激がそれに拍車をかける。
「もうすぐだ。」
アキラの瞳は今にも雫がこぼれ落ちそうに潤み、口元から発せられる、ハッ、ハッ、という吐息も、速く、間隔が短くなってきていた。
…とにかく、一度、出してしまわないと。
宮本が去ったら、トイレに行こう。 アキラは、せつなさをかみ殺しながら、保健室の扉をくぐった。


(3)
「先生、いないみたいだな。」
宮本は、アキラをベッドにかけさせるとカーテンを引いた。
「ありがとう。少し休めば治ると思うから。」
アキラは、出来るだけ平静を装って、そう言うと、微笑を作った。
「すぐ治るだって?……ふん。」
鼻で笑うと、宮本は、アキラの股間に手を伸ばした。
「こんなに、デカクしてて、すぐ治るもねえだろ。」
宮本はベルトに手をかけてきた。
「はなせっ。」
アキラはすぐさま、その手を払いのけようとするが、逆に腕をねじられ、両手もろとも宮本の片手にねじ伏せられた。
宮本は片手で、器用にベルトを外すと、ファスナーを下ろした。ブリーフを剥ぐと、アキラのそそり立ったペニスが勢い良く現れた。
「先っぽ、もうヌルヌルしてるじゃん。 おまえって案外スケベなんだな。」
宮本は嘲笑するように口の端をあげると、アキラのペニスに吸い付いた。
「んんっ。」
急激な刺激に、アキラの喉から、うめきが洩れる。
「おまえには、ずっと目を付けてたんだ。」
アキラのペニスを根元から先端に向けて舐めあげながら、宮本は上目遣いに見上げた。 
見られている、という意識はあった。斜め後からなめまわすように纏わりつく視線。
だが、アキラにとっては、男達のそういう視線は幼少時代からの慣習のようなものだった。 
いたずらを仕掛けてくるような族もいたが、大抵は、アキラの強い眼差しに返されて、遠くで見つめあぐねるだけだった。 同級生ともなれば、尚更である。
油断した……。
アキラは悔しさに唇を噛み締めながら、宮本の愛撫をはねのけようともがくが、強い力で腕を押さえ込まれ、身動き出来ない。
「真面目なお坊ちゃん、お嬢ちゃんばかりで辟易してたが、おまえを見つけた時は嬉しかったぜ。」
宮本は、スポーツ特待生で海王に編入したのだと、確か誰かが言っていた。 背が高く、がっしりとした体格は、およそ同級生とは思えない。
「おまえのここ、想像して、毎晩抜いてたんだ。」
宮本は、はあはあと息を荒げながら、唾液を大量に絡ませた舌で、アキラのペニスを舐めしだいた。、根元からきつく扱き上げる太い指がうごめき、ずちゃずちゃという愛撫の音が、耳からもアキラを犯していた。


(4)
もう、我慢の限界に来ていた。 アキラの精神力もここまでだった。
後門を真綿で首を絞めるように、じわじわと刺激され続け、アキラの体はイキたがって出口を探していた。
宮本の頭が上下するのにあわせ、アキラは腰を使い始めた。 宮本がにやっと笑ったような気がしたが、そんな事はもうどうでも良くなっていた。
宮本は、開放された方の手をアキラの制服の裾からしのばせ、固く膨らんだ乳首をつまみ上げた。
「あっ……はぁ…ぁぁんっ。」
アキラのせつなげな喘ぎに呼応するように、宮本の手首の動きが早まる。
「あっ、あっあっ、あっ……ああっ。」
宮本の頭を抱えこみがら、アキラは急速にのぼりつめ、果てた。
「いい声で鳴くんだな。」
精を飲み下し、舌でぺろりと唇の端を拭うと、宮本はアキラの征服のボタンに手をかけてきた。
「なにをする。」
アキラは宮本の手をはねのけた。
「決まってるだろ。 自分だけすっきりして終わりはねーだろ。……それに。」
そう言って、アンダー越しに乳首を弄ると、一度萎みかけたアキラのペニスが再びムクムクと頭をもたげてきた。


(5)
「ふっ、やっぱりおまえってスケベだな。」
体内では変わらず、異物が、その振動でアキラを縛っていた。 一度解放して楽にはなったが、悪魔の振動は再びアキラの体を蝕み始めていた。
宮本は、抵抗するアキラの制服を乱暴に剥ぎ、アンダーをまくりあげて、熟したように赤い二つの乳首を、指でそれぞれ摘んでこすり合わせた。アキラのペニスは、既にもとの硬さを取り戻し、宮本の腹部を押し上げてくる。
宮本は、さらに指で弄っている両の乳首を、舌で交互に転がし始めた。
「は…ぁぁっ」
スイッチが入ったように、アキラの体は律動を刻み始めた。
宮本は、アンダーを首から脱がし、万歳させた形で、そのままアキラの両手首を拘束した。
そして、すでに丸剥かれになった下半身に手を伸ばし、暴れるアキラの足首をつかんで持ち上げた。
持ち上げた両脚の膝をアキラの顔の脇に押し付ける形にして、宮本は、しばしアキラのあられもない姿を観察した。 
「すげー、いい眺め。」
アキラは、屈辱に唇を噛んで顔を背けた。
興奮ではあはあと息を荒げながら、宮本はアキラの秘部に顔を近づけた。宮本の鼻息がアヌスにかかり、見られている羞恥もあって、そこがひくつく。
「綺麗な顔してても、ここはこうなってんだよな。……あれ?」
さっそく宮本はそこから覗いているものに気づいた。



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