悪代官−真夏の企み 10
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「あっ…塔矢ぁ…やめ…」
涙まじりに懇願する進藤を尻目に、ボクは浴衣の上から進藤の股間に手を這わせていた。
もうかれこれ半時間は経っただろうか?
帯は中帯しかしていないので、簡単に着崩れる。ボクの手が股間の上を行き来する度服が
ずれ、白い首元やふくらはぎが露になるのが色っぽい。
「あっ…はっ……んッ…イ…イくっ…!」
進藤は本当に感じやすい。だから服の上からでも充分に気持ちが良いらしかった。ボクが
手の動きを早めてやると、進藤はあっけなく達してしまった。
「はぁッ…!はぁッ…あ…ッ…」
吐精後の脱力感からか、進藤は目を泳がせ荒い呼吸を繰り返す。
そんな彼を見て、ボクの頭は漸く理性を再び取り戻す。
「ご…ごめん進藤……つい…」
「っ……とーやの…ばかぁっ…!」
”ばかぁっ”だって。ああ〜可愛い!そんなうるうるした瞳でボクを見ないで進藤!
続きもしたくなっちゃうだろ…?
「悪かったよ、今度こそ何もしないから、それより乱れた浴衣を直さないと…。ね?」
「え…でも、浴衣の中濡れてて気持ち悪いよぉ…」
「浴衣は吸収しやすく渇きやすい生地で出来てるから平気だよ。
裏地が下着の代わりみたいなものだから(嘘)」
「ん…でも…」
「いいから、さあ立てる?進藤」
イったばかりの進藤を立たせ、再び浴衣を着付けに掛かった。しかし相変わらずボクのソ
コはパンパンだ。よし、行く前にトイレで一発抜いておこう。その方が後々のためにもなるし。
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