やりすぎ☆若゙キンマン〜ヒカルたん小悪魔系〜 10


(10)
用があってこっそりパトロールを抜け出していた若゙キンマンは、行方がわからなくなった
ヒカルたんを探していた。トーマスの姿も見えないことに不安がよぎる。
時間をかけてヒカルたんのいそうな場所を探す。簡単に見つかると思っていたが、二人の
姿は全く見えなかった。
町を一通り捜査した若゙キンマンは、森へと向かった。すると森にある湖の上空で、聞き覚
えのある甘い声が響いているのを若゙キンマンは聞き逃さなかった。
急いで湖のほとりに降り立った。しかし辺りには人影が見えない。ただはっきりとあの声
だけが聞こえる。
若゙キンマンは目を凝らして辺りを見まわした。すると小枝にヒカルたんの服が引っかかっ
ているのを見つける。若゙キンマンはゆっくりと近づいき、その衣服を手に取った。
「なんでこんなところに…?」
ふと木陰に白い物体が揺れるのが見えた。若゙キンマンはそれを見て体を硬直させた。
そこにはトーマスに犯されているヒカルたんがいたからだ。
「…キサマーッ!! 何やってんだ」
若゙キンマンは怒りをあらわにしてトーマスに飛びかかった。
しかしそれをヒカルたんが阻む。
「やめろ! オレのトーマスに何する気だ」
ヒカルたんはトーマスをかばうように抱きしめると、若゙キンマンを睨んだ。
「…どういうことだ!?」
予想だにしなかった展開に、若゙キンマンは愕然とヒカルたんを見つめる。
その姿を見てトーマスはヒカルたんを抱きしめて嘲るように笑った。
「こういうことだよ、若゙キンマン」
トーマスはヒカルたんの顎をクイッと持ち上げた。ヒカルたんは自ら目をつぶり、トーマ
スに口付けた。
「残念だったな。おまえはもう用無しだ」
トーマスはそう言ってヒカルたんを抱き上げると、その場から立ち去った。
ゆっくりと遠ざかるヒカルたんを若゙キンマンは呆然と見つめる。
ふと、ヒカルたんと目が合う。トーマスの肩越しでクスクスと笑いながらこちらを見る姿
は、若゙キンマンにとって小悪魔そのものに見えた。



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