平安幻想異聞録-異聞- 番外 10 - 11


(10)
「あっ、あぁっ、あっ、あっ…」
男の下半身が細かく震えた。
男がヒカルの腰を掴んで自分の腰に押し付けるようにし、更に深く、
その陽物を奥の奥までねじ込み、熱い精液で内の壁を断続的にうつのを、
ヒカルは霞のかかった意識の中で感じていた。
「あぁ………」
溜め息とも喘ぎともつかない小さな声がヒカルの唇から漏れ、
いつ終わるともしれない責め苦がようやく終わったことに安心したのか、
ヒカルは体からゆっくり力を抜いた。
だが、ヒカルの中心に遠慮がちに息づく、まだ幼いヒカルのものは、
その先端を白い液で汚しながら、いまだ頭をもたげ、立ち上ったままだった。
そのためか、自分の中から、男の陽根が引きだされる感触にも、
まだ快感に敏感になったままのヒカルは、体をぴくりをふるわせて、
わずかにあえぎ声をあげた。
抜き出した血と複数の男の精液にまみれた自分の陽根をぬぐう二番目の男を
三番目の男が揶揄する。
「だらしねぇなぁ、口ほどにもねぇ。ちゃんとイカせてやってないじゃねぇか」
「なんだとぉ、自分の摩羅が使い物にならないやつは黙っとけ」
「くっくっくっ、摩羅なんか使わなくたって、女をイカせることなんて簡単だぜ。
 これだけあれば充分さ」
そう言って、男は自分の人さし指と中指を並べて立てて見せた。
「強く突きゃあいいってもんじゃないことを、オレが見せてやるぜ」
「なにぃ?」


(11)
そう言いながら、男はヒカルに近づき、その開かされたままの足の間にかがみ込む。
「男も女も、後ろの門で感じる場所はたいして変わらんさ」
男はヒカルの体を検分するように、その体の線をなで回し、確かめる。
「貴様、…男を犯った事があるような口ぶりだな?」
「あぁ、ずいぶん昔にな」
男の手は、ヒカルの少年検非違使の、まだいくぶん細い首にかかると、
その首から背へ、背から腰へ、腰から尻へと、味わうように撫で下ろしていった。
「10年ほども前だったか、さる貴族の奥方様の依頼でな。
 その奥方には子供ができなかったんだが、旦那の愛人の方が男子を
 産み落としてしまってな。女の嫉妬とは恐ろしいものよ。
 金は弾むから、齢12になろうというその愛人の息子を攫って、
 殺してくれと、そう言われたのよ」
男は、そのまま、手を、ヒカルの双丘の谷間にすべりこませる。
そのまま、指で秘門の入り口を何回か叩いたあと、その指を
二本――中指と人さし指をそろえて、おもむろに中へと差し入れた。
「は…ん…っ」
まだイキきっていないヒカルの体が、ピクリと反応をしめし、
その口からは小さな喘ぎがもれる。
すでに嫌というほど、指よりはるかに太いモノで蹂躙され尽くしたそこは、
抵抗もなく男の指先を飲み込み、からみついた。



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