散光 10 - 12


(10)
「熱いね、君のここは。今にもっと熱くなってくるよ。」
先生はもう一つ抽斗から今度は褐色の物体を取り出した。
それにはコードも何もついていなかった。先に中に入れたピンクのものより少しだけ長いものだった。
それで栓をするように肛門の中に埋めた。腸の中に異物が深々と挿入された痛みと衝撃で
アキラはじっとりと額に汗を滲ませていた。
そうしてユン先生はアキラの下着とズボンを整え、濡れそぼってまだ熱を持って勃ち上がっている
アキラのペニスを閉じ込めるように戻してファスナーを閉め、ベルトの金具をはめた。
中のシャツをおろし制服の前も全て閉じた。乱れかかったアキラの髪も手で整える。
後ろに倒されていた背もたれを少し起こした。上半身が起き上がって腰に体重がかかり、
腸内の物がさらに深く突き上がって来るようでアキラは呻いた。
そうして先生は、コードの途中にあるスイッチを入れた。
「ふ……んっ!」
ウィ…ンというモーター音が静かに響く。腸内を柔らかで機械的な振動が走る。
それは接している栓代わりの張り型にも伝わって出口近くまで切ない刺激をアキラに与えてくる。
「ん…ん…ん…っ!!」
アキラは声が出せないまま必死で先生に救いを求める。
「私はこれから職員会議があるのでね。ここで座って待っていて欲しい。桜でも見ながら」
涙を滲ませて懇願するようなアキラの視線を残して先生はその部屋から出ていき、外から鍵をかけた。


(11)
静かな室内に押し殺したような呻き声とモーター音が響く。
最初の内はそれでも耐えられない事もない、ただ異物感に悩まされるだけだったが
それでもこのまま続けば便意を引き起こされるような気がして、アキラは何とか
中のモノを体外に押し出せないか力んでみた。
しかしピッタリと身体にフィットした制服のズボンに張り型が少しつかえるだけで、奥の
振動する物体までは到底吐き出せそうになかった。
それどころか、中のモノが若干出口に近い場所に移動したとたん、びくりと体が疼いた。
「ふ…あ…っ」
あまり神経がないと思っていた腸壁のある部分にそれが触れてぶるぶると振動が伝わると
にわかに、強い尿意にも似た感覚が走った。
「くン…ふっ」
尿意に限り無く近く、何かを外へ吐き出そうと作用するその感覚にアキラは驚き、再び
腰の位置を戻し張り型を奥に戻す事でどうにかしようとした。
ずぶりと再度張り型が内壁を擦りながら収まった時、何とも言えない感覚がアキラの内部に流れた。
「ん…フウ…フウ…」
アキラが僅かに腰を浮かすと内圧で再びゆっくりと張り型が外へ押し出されて来る。
それを座り直す事で奥に戻す。敏感な箇所に触れさせては奥へやる、
その繰り返しにアキラは無意識にはまり込んでいた。


(12)
目を閉じ、ズボンの中に射精しない程度に、それはささやかな甘い感触をアキラは味わっていた。
今までに味わった事のない、深い部分が掘り起こされ耕されて行くよな感覚だった。
その時だった。
「ユン先生、いらしゃいますか?」
隣の囲碁部の対局室に何人かの女子生徒が入って来る気配にアキラは我に返った。
「お留守かなあ。」
「隣の準備室じゃない?」
足音が近付いて来る。アキラはヒヤリとした。だが、確か先生は鍵を掛けていったはずだ。
ノック音と供にガチャガチャとドアノブを回そうとする。
「困ったなあ、この中に余っているモップがあるはずだけど…」
どこかの後片付けを言い遣った下級生のようだった。
「あ、ここの鍵あるわよ。先生用と生徒用と。たしかその棚の抽斗…これこれ。」
アキラの全身から汗が吹き出る。こんな状態の姿を見られたらまっ先に他の
教師らが呼ばれてしまうだろう。そうしたら――。
だが身悶えすればする程内部で物体が踊り、緊張感からか急速にアキラの内部が高まって行った。
鍵穴に鍵が差し込まれる音がしてガチャガチャと回そうとする。
もうダメだと思った瞬間どうしようもなく熱い感覚がアキラの背骨から腰へと駆け抜け、
ズボンの中にほとばしった。
ハンカチを噛ませられてなかったら泣き声に近い悲鳴を上げていた。
「…ダメみたい、鍵が付け替えられたのかしら。いつのまにか。」
「音楽室の準備室に行ってみよう。」
足音と気配が遠のく中、アキラは涙で潤んだ睫毛を伏せて荒い呼吸をくり返していた。
全身が脈打つような激しい動悸となお与えられ続ける刺激に身を晒しガクガク震えていた。



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