Birtday Night 11
(11) 窓の外では相変わらず雪が降り続いている。 来年の誕生日にも雪が降ったらいいのに。思う。 そして願わくば…その時、ボクの隣りにいるのがキミでありますように。 近づいてくる進藤の唇に、祈るような気持ちで、瞼を下ろした。 Happy Birthday その日はボクにとって生涯忘れられない本当に『特別な日』となったのだった。