やりすぎ☆若゙キンマン〜ヒカルたん癒し系〜 11
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「若゙キンマンのことならよく知ってるよ。もちろん今いる場所もね」
「本当? お兄さん、教えて!」
ヒカルたんは目を輝かせる。
「悪いがこれは極秘なんだ。そう簡単に若゙キンマンの居場所を教えることはできない」
男はそう言うと立ち上がった。
「待ってお兄さん。オレどうしても若゙キンマンに会いたいんだ。何でもするから教えてよ」
去ろうとする男の前に立ちはだかり、ヒカルたんはお願いした。
「何でもするか…。本当だな」
男は口元をニヤリとさせた。
一瞬、ヒカルたんはそんなことを言わなければよかったと思ったが、せっかくの有力情報
を逃すわけにはいかなかったし、いざとなれば戦うことも逃げることもできると甘く考え
ていた。
「それではキミがどれだけ美味なのか、味わわせていただこうか」
男はそう言うとヒカルたんのみぞおちを思い切り殴った。
ヒカルたんは小さく悲鳴をあげて気を失った。
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