悪代官−真夏の企み 11


(11)
「さ、後はこの帯を巻くだけだよ」
「う…うん」
黄色い帯を手に取り、進藤の身体を回しながら巻き付ける。その時の進藤がされるがまま
に回る姿が、昨日の時代劇の遊女と被った。−いや、今は脱がせているのではない。着せ
ているのだが。まるでビデオを巻き戻ししているみたいだな…。
あとは進藤が「やめてぇ〜お代官様ぁ〜」とでも言ってくれれば嬉しいが。
…まあ代官ゴッコは後のお楽しみという事で。

「はい、終わり」
軽く進藤のお尻を叩き、終了の合図とした。ボクは改めて進藤の浴衣姿を上から下まで眺
めてみる。ああ…やっぱり進藤、本当に可愛いよ…!
女の子みたいに撫で肩で肩幅が狭いから、浴衣のラインがとても綺麗だ。小振りだけどキ
ュッと上がったお尻のラインも可愛らしい。足元から微かに覗く踝から足先までも真っ白
で、思わずサワサワ触りたくなる。よく赤は男を惑わす色だとか言われているが、その理
由が初めて分かった。進藤のこの半端じゃない可愛さや色っぽさ。ただでさえ浴衣という
物は何処か情欲的ではあるが、駄目押しとも言える赤なんか羽織るからもうヤバイ…。
身体全身で「襲ってください」と言っているようなものだ。祭りに行ったら変な奴らから
しっかりと守らないとな。そう、それこそ裸で渋谷のセンター街をうろつくより危険な気がする。
「進藤、待っててくれる?ボクちょっとトイレ…。」
進藤を部屋に残し、ボクは急いでトイレに駆け込む。もちろん一発抜くためだが、あれ以
上あの場所に二人きりではボクの理性が再びグッバイしてしまうからという理由もあったり…。
「んッ…しんっ…どう…はぁ…っ!!」
手の平の白濁を洗面所で洗い流し、ボクと進藤は八王子へと出発した。



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