待てない 11


(11)
迷い込んでいたハズなのに尚も林檎の位置だけは尚も変わっていない。まるで…ヒカルの後を追ってきているかのようだ。
「何なんだよこの林檎」
思わずヒカルは林檎を蹴飛ばしてしまった。すると林檎から声が漏れる。
「蹴らないで…」
「あー?この林檎、なんか喋ってるぜー。ちくしょー、お前よくも俺の前歯をー」
ヒカルが涙目ながらに林檎をにらみつける。さすが幽霊に取り付かれていただけあって喋る林檎ごときにはびくともしないヒカルだった。
「進藤、安心して、ボクも今樹海にたどりついたから。」
「え、って塔矢ー!!?」
ヒカルは一瞬パニくった。
「でも、進藤。君はいったいどこにいるんだい?一応迷い込んだときのために発信機くらい樹海内にしこんであるけどまったく見当がつかないよ」
塔矢ならやりかねない。ヒカルはそう思った。林檎がまだ何やら喋っている。
「進藤。君の声で居場所を教えて。」
「えっと、、いちょうの木があってそのうち一本は枯れてる。それからー、、、」
「そうじゃなくて、君の可愛い時の声で。」
うそだろー。こんな所で…、ヒカルの頭ではアキラのヒラメキに見当もつかなかった。
「ズボンのジッパーを下げて」
「塔矢ー。そんな事より早くきてよー」
こんな所ででもオナニーさせられるなんて思ってもいなかったヒカルはだだをこねるようにアキラに許しをこう。
「早くきてほしいなら、君のそれをしごいて。」
「塔矢ー…」
ヒカルはしかたなく自分のそれをしごきだす。



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