ゲーム・マスター 11 - 12


(11)
教室というかごの中に監禁されたアキラの体は、ついに机に固定されて動けなくなった。
絶望感で呆然とするアキラを取り囲むクラスメイトは息が荒く、皆アキラの白い尻に集中
していた。
「ちょっとおまえらもう少し落ち着けよ。むさ苦しいじゃねーか。こっちに並んで大人し
く体育座りでもして待ってろ」
田中はそう言うと、アキラの尻の前に並ぶよう指示する。だがそこに座ると、アキラの尻
だけでなくチ○ポも見えて、更に少年らの息を荒げて目を血走らせる結果となった。
田中はそれを見て笑う。えさを目の前において我慢させること、つまりもえたぎるアキラ
への熱い欲求をギリギリまで我慢させることで、クラスメイトが暴走することを企んでい
たのだ。
「あ、そうそう。カンチョーのコツを教えてやるよ」
田中は失敗しないようにと、アキラの尻をひろげて穴を見せると、皆の前で実践した。
アキラはそこが皆に見られる恥ずかしさから、目をつぶって早くそれが終わるのを待った。
「ケツの穴めがけてやるんだよ、こうグリグリッとな。そうすりゃコイツいい声でなくぜ」
田中はそう言うと穴を指で突いた。
「アッ…ン」
アキラの声に、田中はだろ?という感じでクラスメイトを見た。
「そんじゃ始めっか。あ、爪長いヤツは切っておけよ。コイツが怪我したらゲーム続けら
んなくなるからさ」
絶望の淵で聞くクラスメイトの笑い声に、アキラは泣きそうになった。


(12)
教室には今自分をいれて14人の少年がいる。アキラはこのクラスが女子の人数が多いこ
とに少なからず救いを感じた。だが13人からカンチョーされると思うと不安で胸がいっ
ぱいだった。昨日のように下着の上からならまだよかったが、今日はそうもいかない。そ
れに昨日は何事もなかったかのようにすましていたが、本当はねじ込まれた田中の指の感
触がなかなかとれず、気分が悪かった。1人でさえそうだったのに13人もとなると、どう
なるか想像もつかない。
“カンチョー選手権”が始まったと同時に、アキラはヘタに指を入れられないように尻の
穴に力を入れ、声を出さないよう口を閉じた。だがクラスメイトは皆、田中の言うとおり
に執拗に穴を狙って突いてくる。
「委員長さん、我慢は体に良くないぞ。本当は気持ち良いんだろ? 声あげて喜べよ」
なかなか声をあげないアキラに、田中は嘲笑しながらアキラの尻をなでた。
けれどもアキラはそれに屈することなく耐えた。だがアキラの熱っぽい息は口から次第に
漏れ始め、我慢による大量の汗が服を湿らせた。
アキラの限界が近いことを感じ取った田中は、鈴木と佐藤を一番後ろに並ばせた。そして
なにやら作戦会議を始めた。
アキラはそれに気づくことなくカンチョーを受けていた。



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