隙間 11 - 12


(11)
「よくできた、そら…ご褒美だ」
ベルトを外し、ズボンの前をあけると、緒方は勃起した巨根をそのまま
勢い良くヒカルのアヌスに突っ込んだ。
「ヒッ……アッ、アアッ―――――……!!」
同時にヒカルは二度目の絶頂を迎え、ザーメンで床を汚した。
「早いな…もうイッったのか?まったく、堪え性の無いヤツだ」
「ハッ…は、あぁ…だって、だってぇ…アアッ!」
緒方は唐突に腰を使い始める。後ろから手を回されて、イッたばかりで敏感になっている
ペニスを弄られる。息も絶え絶えになりながらも、ヒカルの嬌声は止まらない。
後ろからはジェルとアルコールと緒方の先走り汁が混ざり合った液体がグチュグチュと音を立てて、
聴覚からもヒカルを犯した。掻き回され、抉られるようにしながら乱暴に腰を打ちつけられた。
「あっ、あっ…んぅ……アァ、いっ…イイよぉ…キモチ、いい―……」
キュッ、っと中の緒方を締め付ける。その心地よさに思わず眉をしかめつつも、
背後から抱きしめるようにしながら、緒方はヒカルの耳元で優しく囁いた。
「いいこだ…正直な子は大好きだよ、進藤……」


(12)
「・・・っ、す・・・き・・・?」
その言葉は、ヒカルの心を大きく揺さぶった。
「好き」だと、ずっと前にそう言ってくれた人がいた。
―――ねぇヒカル、私はヒカルのこと、大好きですよ…
そう言ってくれた佐為は、もういない。もう一度言って欲しかったのに、もう会えない。
この心の隙間を、どう埋めていったら良い?どんなに緒方さんに激しく抱かれても、
やっぱりダメなんだよ…まだ足りないのかな?もっともっと、死んじゃうくらい、
こんな事続けなくちゃダメ?それとも、この隙間は永遠に無くならないの…?
…どうしよう、どうしよう佐為。
ヒカルの瞳に新たな涙が生まれて、頬を濡らしていく。
ヒカルの様子に気付いた緒方が動きを止めた。後頭部をつかまれて無理やり
横を向かされ、顔を覗き込まれる。
「何を考えていた?進藤…言ってみろ」
「…っねが…も、い…っ、かい……って…」
泣きながら喉を詰まらせ、何かを懇願するヒカル。
「………なに?」
「も…う、いっかい、いって……すき…って、言って…」
嘘でも良いから、緒方さん。消え入りそうな声で、ヒカルはそう言ったのだ。



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