禁断の章 11 - 15


(11)
加賀はごくりと唾を飲み込んだ。
暴れる進藤、興奮して息を弾ませる男達。
一人が進藤の両手を頭の上で交差させ、両足を二人掛かりで
押さえつける。
こうなるともう進藤は動けない。
「やめろー!!はなせよ!!!」
進藤は拒絶の叫び声をあげるが、ただやつらを煽っているだけのようだった。
自分が何をされるのか分かっているだけに、恐怖でだんだん涙声になっていく。
「や・やめてくれよ・・・・」
連中はそんな進藤を見て、ニヤニヤと笑った。
押さえつけられていた進藤を、ただ見下ろしていただけのたけしだったが、
「ちゃんと用が済めば帰してやるよ」とゾッとするようなイヤらしい
笑顔を浮かべ云った。
そして押さえつけられた進藤の横に回り、そっぽをむいている進藤の顔を
自分に向かせ、進藤のかわいらしい唇を乱暴に自分の唇に圧しあてる。
「ん!んんーーんんんー・・・」
歯列を割って侵入を試みようとする舌、だが進藤は意地でも抵抗し
口を開かなかった。
リーダーたけしは、おもしろくない。
自分の唇をいったん離すと、進藤の頬を一発平手打ちした。


(12)
平手打ちされた衝撃で、ヒカルの力が一瞬抜けた。
あんなにかたくなに閉じてた唇が少し開く・・・。
それを計算して見計らったようにたけしは、ヒカルの顎を乱暴に取り
舌を入れる。
「う・・んんんーーー!−!!」
ぐちゅ・・ちゅ・・ぐちゅぐちゅ・・
艶めかしい擬音のみが空間を木霊する。
たけしの舌がヒカルの口内を犯す。
縮こまるヒカルの舌をとらえ十分絡め取り、舌を吸った。
ヒカルは酒臭さと息苦しさに意識が何度でも飛びそうになる。
このまま意識を失えたらどんなに楽だろう。
頭の中がおぼろげでヒカルの意識は絶え絶えになっていた・・・。
だが、次の衝撃でヒカルは正気に戻されてしまう。
たけしの手が腰から順に下りていったかと思うと、ヒカルの中心を
握りこんだからだ。
「あ!」
ヒカルはあまりの快感に声を上げた。


(13)
たけしはほくそ笑む。
「へ、勃っていやがる・・感じているようだな」
カァァ!!
そのあまりな発言にヒカルの顔は一気に上昇した。
「可愛がってやるよ。おまえもこのままじゃ辛いだろ?」
たけしは、厭らしい下卑た笑いを含ませながらヒカルの耳元でささやいた。
ヒカルは目をぎゅっと瞑り首を振って否定する。
「おいおい嘘言うなよ・・・こんなにしといてよ」
いいながらたけしはジーンズの上から勃起したそれの形を確かめるように
優しくなでる。
「わあ!触るな!!!」
ヒカルは叫んで上に覆い被さっているたけしをなんとか退かそうと動くが
両手両足をたけしの仲間に押さえつけられていたため、敵わない。
唯一出来るのは、首を少し持ち上げることだけ。
その仲間も自分を見る目つきが、たけし同様まるで獲物を狙う肉食獣のように
発情したオスがメスをみつけ興奮しているように感じてヒカルはゾッとした。
涙があふれる。でも泣きたくない。
もし泣いたらこいつらの思う壺だ。
ヒカルはグッと我慢した。


(14)
はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・はあ〜〜はぁぁぁ・・・ふぅ〜
ん・・あああ・・んあああ・・・あ・・・
「おまえ・・甘い、いい匂いがするな」
「声も女以上に相当そそるぜ」
たけしはヒカルの腹に舌を這わして云った。
行為が始まってどのくらい時が経ったのだろう・・・。ほんの5分?10分?
だがヒカルにとってそれは長い時間に感じられた。
激しい息遣いと自分の喘ぐ声・・・。
感じたくないのに感じてしまう呪われた自分の身体。
越智にさんざん陵辱されなれた身体は、こういう行為にとても敏感に反応した。
たけしは容赦なくヒカルの身体をまさぐっていく。
パーカーは胸の辺りまで引き上げられピンクの突起が外気にさらされていた。
その突起にも舐られた後がある。
もうすでにヒカルは快感の虜になっていた。
やがてベルトに手をかけられ下着と共に足から抜かれる。
ヒカルの綺麗なライン・細い足が男達に晒された。
「おおお・・・スゲえ・・」
男達に歓喜の声が沸き起こる。
ヒカルは下卑たその声を頭の隅っこで聞いていた。
もう、ヒカルには抵抗する気力が削がれていた。
ヒカルは虚ろな目で空を仰ぐ。
”きれいだな・・・・・”
もうすっかり星空でいくつかの星が輝いていた。
この綺麗な星空の下、自分はこれから・・・。
・・・・・・・・・・・
そう思うとヒカルの目から一筋の涙がこぼれた。


(15)
びくん・・・
ヒカルの身体が跳ね上がる。
たけしがヒカルのペニスを扱き始めた。
勃起し始めたそれは、たけしが送る刺激にとても敏感に反応した。
「あああああ〜〜〜〜!!!!」
ヒカルがあまりの快感に悲鳴をあげる。
たけしはヒカルのペニスを自分の口で嬲り出した。
カリの部分を丹念に尿道口は、舌の先でつつく・・・。
側面には指で優しく扱いてやる。
越智にさえもそこまでされたことがないヒカルは
唯、その愛撫に翻弄されるしかなかった。
やがてヒカルに限界が訪れる。
イ・・イキたい・・・・、で・・でも!
やがて先をきつく吸われたことにより我慢できなくなって
ヒカルはたけしの口内でその青い果実を放った。



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