大人遊戯 11 - 15


(11)
「はぁん…ひゃぅ!塔矢、とおやぁ…」
「あっ、あっ…はんっ…進藤くん…気持ちイィ…」
まだ幼く拙い手の動きでは有ったが、経験不足な少年達にとって、それは十分快楽を呼び覚ますものだった。
自然に唇が重なり、お互いの舌を絡ませる。覚えたてのキスと手淫に、二人は脳髄が溶け出しそうな熱さに体を震わせた。
「あぁんっ!とおや、おしっこ出ちゃう、おしっこ出そうだよぉ」
「ンっ…それ、おしっこじゃないから、大丈夫…出していいよ」
「あっ、あ、あっ、だめ…トイレ行かせて、汚しちゃうってばぁ!」
「洗濯すれば平気。ボクも手伝うから、ね…?」
「はっ、やぁん!ダメぇ…ああああぁっ!」
足をバタつかせて嫌がるヒカルのペニスの先っぽに爪を立てていじめてあげると、悲鳴を上げて射精してしまった。
初めて経験した強烈な快楽の余韻に体の力が抜けてしまったヒカルを支えるように抱きしめて、アキラはその耳に優しく囁く。
「気持ち良かったでしょ?ねぇ、進藤くん…ボクもイきたいから…手伝ってくれる?」
「うん…ごめん…」
ヒカルが止まってしまっていた手を再開させると、ヒカルの精液をベタつかせたアキラの手も重なり、一緒に扱き始めた。
「あっ、しん、ど…くぅん、はっ、あ、あっ…んぅう」
「とおやも、きもちいいの…?」
「うん…進藤くんにさわられると、きもち、いい…。も、う…アッ、出るぅ!」
一際強く握りこむように弄くると、アキラもビクビクと射精した。二人の手の中で、お互いの精液がとろりと糸を引いた。


(12)
子供達はベッドに寝転んで、息を整えた。吐精後の気だるさは心地よく、冷えていく熱が寂しく感じられる。
アキラはひとつ深呼吸をして起き上がると、先ほど取り出した小瓶を手に取り、寝たままのヒカルの体に圧し掛かって来た。
「ん…何すんだよ…?」
「まだ続きがあるんだ。進藤くんはそのままで良いから、しても良い?」
「いいけど…ところでさぁ、その「進藤くん」ってのどうにかならない?」
「えっ…変かな?」
「オレ学校じゃいつも呼び捨てだし、くん付けなんてされちゃうとくすぐったいっつーか…」
「じゃあ、進藤って呼んで良い?」
「うん、いいよ。オレも塔矢の事「塔矢」って呼んでるし」
「うん…」
アキラは嬉しそうに笑うと、小瓶を開け、中のジェルをヒカルの下半身に塗りたくり始めた。
「ひゃっ…冷たい!塔矢、冷たいよ…ンッ」
「すぐに温まるから、ちょっと我慢して…んっと、それで確か…」
アキラはぎこちない手でヒカルのアヌスを探り当てると、液体を馴染ませようとそこを押すようにして指先を埋め込もうとした。
「アッ!ば、ばかっ!なにすんだよ…やめろ、塔矢!」
「ごめん、痛かった?」
「そんなに痛くないけど…そうじゃなくて、汚いだろ!?そんなところ触るなよ!マジでやめろって…あっ!」
激しく抵抗し始めたヒカルのアヌスを指で更に犯すと、苦痛と戸惑いにその手足が一瞬強張る。
その様子はアキラの嗜虐心を煽った。普段は物怖じしない子供が垣間見せた弱気は、アキラに自身の雄を自覚させた。


(13)

「こうやって中まで塗らないと、痛いと思うよ」
「痛いって…お前さっきそんな事言ってなかったじゃん!うあっ…!」
驚くヒカルの中を指で掻き回して黙らせると、アキラは嫣然と微笑みながら耳元で囁いた。
「初めは誰でも痛いらしいけど、でもボクは進藤の負担が少しでも軽くなればと思って、こうやっているんじゃないか」
こうやって、と言いながら指先をゆっくりと出し入れする。ヒカルは涙の溜まった瞳でアキラを睨んだ。
「だ、騙したな…うそつき!」
「騙してなんかないよ、キミが協力してくれれば本当になる。ねえ?大人しくしてて…協力してくれる?」
優しく微笑むアキラに、ヒカルはコクリと頷いてしまう。ここで止めるとか嫌だとか言う発想は不思議と生まれてこなかった。
アキラの眼を見ていると、魅了されてしまう、全てを信じてしまいそうになる、そんな自分をヒカルは自覚した。
「中はもうちょっと塗らないと、足りないかな?」
言いながら液体を更にヒカルのアヌスにかけ、2本の指でクチュクチュと馴染ませる。
ヒカルがその度にびくびく震え、小さく声を漏らした。痛くないか?と聞くと、痛みより圧迫感がヒカルを苛んでいるようた。
しかし、睾丸の裏辺りを押すように刺激した時、ヒカルが悲鳴を上げた。
アキラが気遣わしげな視線を向けるが、ヒカルが感じたのは痛みではないようだと感じた。
証拠に、可愛いペニスが再び勃起している。ここがヒカルの良いところなのか、と思い至ったアキラはそこを悪戯し始めた。
「いやぁ!あっ、あっ…とおやぁ!んぅ、ぁんっ、あンッ!やだぁ…」
「気持ち良い?またイッちゃいそうだよ、進藤のおちんちん…」
「あぅ…ン、きもち、いぃ…また、でちゃう、よぉっ!はぅん…うあぁアッ!」
くちゃくちゃと卑猥な音を立てて、中で指をぐるりと回すように動かすと、ヒカルは腰を大きく震わせながら精液を飛ばした。


(14)
2度の射精に息を乱し、ベッドの上でぐったりと弛緩したヒカルの腰をそのまま抱え上げる。
アキラはゴクリと喉を鳴らすと、散々弄られてひくつくヒカルのアヌスに小瓶の液体で濡らした自身のペニスを押し宛てた。
「アッ…」
「ゆっくりするから、そのままでいてね?」
言葉通り、酷く緩やかな動作でアキラのペニスが押し入ってくる。アキラがまだ未成熟な性器であったために、
引き裂かれるような苦痛はなかったし、潤滑油の助けを借りてさほど抵抗も無くヒカルはアキラを飲み込んでいったが、
それでも内臓を押し上げられるような強烈な圧迫感を感じて、歯を食いしばって体に力が入ってしまう。
「うっ…進藤、ちからを抜いて、キツくて…ボク、アッ…」
「ん、そんなこと…いって、もぉ、あぅ…」
「しんどう、だめ、しめつけないで、あっ…イッちゃ、う…あっああっ!」
「んぅう…とおやぁあ!」
アキラはやっとの思いで根元まで埋め込むが、余りの快感に、我慢できず2、3度腰を揺らすとそのまま果ててしまった。
「はっ、はぁっ、はぁ…ごめんね、進藤…平気?」
「はぁ…ぁん…ん、んっ…とおや…」
涙で潤んだヒカルの瞳は酷く煽情的で、アキラはぎくりとした。自分の精液が泡立って結合部からクプリと零れ落ちるのが見える。
繋がったままヒカルに倒れこむようにしてその体を抱きしめると、僅かに勃起した彼の幼いペニスが己の腹に押し付けられた。
アキラは、放ったばかりの下半身にまた熱が戻ってくるのを感じ、ヒカルの腰を抱え直した。


(15)
「ひっ…とうや、また…ぁんッ、おっきく、なってる…よぉ!」
塔矢のペニスが再び勃起してくるのを直接感じてしまう。
ヒカルはぷるぷると全身を痙攣させながら、それを受け入れるしかなかった。
「うん、だって…進藤の中って、熱くてすごく気持ちいいから…我慢できなくて」
「アッ、アッ…もう、くるしぃ…はぅう…」
アキラが腰を回して掻き混ぜると、ぬちゅぬちゅとした音が部屋に響く。
体を拓かれる未知の感触は、ヒカルにとって快楽よりも熱さと胸苦しいような圧迫を強くもたらした。
それでも、ヒカルのペニスは互いの腹に挟まれて擦り上げられ、アキラの陰毛に下半身を刺激されれば、
健気に勃起して硬くなり、カウパーを滴らせながら悦楽を呼び起こす。
アキラはそれを敏感に感じ取って、ヒカルのペニスと先程探り当てた性感帯を重点的にいじめ出した。
「ひゃぅん!…はぁん、ああっ…とおやぁ!あぁ、ん、あっあっあっ」
「はぁ、あっ、しんどう…きもちいい?ねぇ…んっ、おしえて…」
「アンッ…アッ、アッ…わか…っない!ふぅ、ん…へんに、なるよぉ!」
ヒカルの内部を容赦無く抉ると、一際甲高い声を上げながらヒカルの体が跳ね上がった。



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