大人遊戯 12
(12)
子供達はベッドに寝転んで、息を整えた。吐精後の気だるさは心地よく、冷えていく熱が寂しく感じられる。
アキラはひとつ深呼吸をして起き上がると、先ほど取り出した小瓶を手に取り、寝たままのヒカルの体に圧し掛かって来た。
「ん…何すんだよ…?」
「まだ続きがあるんだ。進藤くんはそのままで良いから、しても良い?」
「いいけど…ところでさぁ、その「進藤くん」ってのどうにかならない?」
「えっ…変かな?」
「オレ学校じゃいつも呼び捨てだし、くん付けなんてされちゃうとくすぐったいっつーか…」
「じゃあ、進藤って呼んで良い?」
「うん、いいよ。オレも塔矢の事「塔矢」って呼んでるし」
「うん…」
アキラは嬉しそうに笑うと、小瓶を開け、中のジェルをヒカルの下半身に塗りたくり始めた。
「ひゃっ…冷たい!塔矢、冷たいよ…ンッ」
「すぐに温まるから、ちょっと我慢して…んっと、それで確か…」
アキラはぎこちない手でヒカルのアヌスを探り当てると、液体を馴染ませようとそこを押すようにして指先を埋め込もうとした。
「アッ!ば、ばかっ!なにすんだよ…やめろ、塔矢!」
「ごめん、痛かった?」
「そんなに痛くないけど…そうじゃなくて、汚いだろ!?そんなところ触るなよ!マジでやめろって…あっ!」
激しく抵抗し始めたヒカルのアヌスを指で更に犯すと、苦痛と戸惑いにその手足が一瞬強張る。
その様子はアキラの嗜虐心を煽った。普段は物怖じしない子供が垣間見せた弱気は、アキラに自身の雄を自覚させた。
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