大人遊戯 12 - 13
(12)
子供達はベッドに寝転んで、息を整えた。吐精後の気だるさは心地よく、冷えていく熱が寂しく感じられる。
アキラはひとつ深呼吸をして起き上がると、先ほど取り出した小瓶を手に取り、寝たままのヒカルの体に圧し掛かって来た。
「ん…何すんだよ…?」
「まだ続きがあるんだ。進藤くんはそのままで良いから、しても良い?」
「いいけど…ところでさぁ、その「進藤くん」ってのどうにかならない?」
「えっ…変かな?」
「オレ学校じゃいつも呼び捨てだし、くん付けなんてされちゃうとくすぐったいっつーか…」
「じゃあ、進藤って呼んで良い?」
「うん、いいよ。オレも塔矢の事「塔矢」って呼んでるし」
「うん…」
アキラは嬉しそうに笑うと、小瓶を開け、中のジェルをヒカルの下半身に塗りたくり始めた。
「ひゃっ…冷たい!塔矢、冷たいよ…ンッ」
「すぐに温まるから、ちょっと我慢して…んっと、それで確か…」
アキラはぎこちない手でヒカルのアヌスを探り当てると、液体を馴染ませようとそこを押すようにして指先を埋め込もうとした。
「アッ!ば、ばかっ!なにすんだよ…やめろ、塔矢!」
「ごめん、痛かった?」
「そんなに痛くないけど…そうじゃなくて、汚いだろ!?そんなところ触るなよ!マジでやめろって…あっ!」
激しく抵抗し始めたヒカルのアヌスを指で更に犯すと、苦痛と戸惑いにその手足が一瞬強張る。
その様子はアキラの嗜虐心を煽った。普段は物怖じしない子供が垣間見せた弱気は、アキラに自身の雄を自覚させた。
(13)
「こうやって中まで塗らないと、痛いと思うよ」
「痛いって…お前さっきそんな事言ってなかったじゃん!うあっ…!」
驚くヒカルの中を指で掻き回して黙らせると、アキラは嫣然と微笑みながら耳元で囁いた。
「初めは誰でも痛いらしいけど、でもボクは進藤の負担が少しでも軽くなればと思って、こうやっているんじゃないか」
こうやって、と言いながら指先をゆっくりと出し入れする。ヒカルは涙の溜まった瞳でアキラを睨んだ。
「だ、騙したな…うそつき!」
「騙してなんかないよ、キミが協力してくれれば本当になる。ねえ?大人しくしてて…協力してくれる?」
優しく微笑むアキラに、ヒカルはコクリと頷いてしまう。ここで止めるとか嫌だとか言う発想は不思議と生まれてこなかった。
アキラの眼を見ていると、魅了されてしまう、全てを信じてしまいそうになる、そんな自分をヒカルは自覚した。
「中はもうちょっと塗らないと、足りないかな?」
言いながら液体を更にヒカルのアヌスにかけ、2本の指でクチュクチュと馴染ませる。
ヒカルがその度にびくびく震え、小さく声を漏らした。痛くないか?と聞くと、痛みより圧迫感がヒカルを苛んでいるようた。
しかし、睾丸の裏辺りを押すように刺激した時、ヒカルが悲鳴を上げた。
アキラが気遣わしげな視線を向けるが、ヒカルが感じたのは痛みではないようだと感じた。
証拠に、可愛いペニスが再び勃起している。ここがヒカルの良いところなのか、と思い至ったアキラはそこを悪戯し始めた。
「いやぁ!あっ、あっ…とおやぁ!んぅ、ぁんっ、あンッ!やだぁ…」
「気持ち良い?またイッちゃいそうだよ、進藤のおちんちん…」
「あぅ…ン、きもち、いぃ…また、でちゃう、よぉっ!はぅん…うあぁアッ!」
くちゃくちゃと卑猥な音を立てて、中で指をぐるりと回すように動かすと、ヒカルは腰を大きく震わせながら精液を飛ばした。
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