初めての体験 122
(122)
ヒカルが涙を流しながら、快感に身を震わせる。その姿を見て、永夏が耳元で囁いた。
「……?なに…?」
ヒカルが苦しげに眉を寄せた。
「すごく可愛いって…想像していたよりもずっと感度がイイって…」
秀英が代わりに答えた。
その言葉を聞いた瞬間、カッと血が昇った。
『オマエに可愛いなんて、言われたくねえ!』
ヒカルはキュッと唇を結び、声を噛み殺した。目を閉じ、ジワジワと全身を浸食していくような
愛撫に耐えようとした。
「どうしたんだ?なんで声、出さないの?すごく可愛い声だったのに……」
秀英が焦れたように言う。ヒカルは返事をしなかった。口を開けば、きっと喘ぎ声しか
でない。永夏を喜ばせるような真似はしたくない。
ヒカルの頭上で、永夏が秀英に何かを告げた。秀英は頷くと、再びヒカルのペニスを
嬲り始めた。
永夏が何か言う度に、秀英は微妙に手の動きを変化させた。秀英の責めは、ぎこちないながらも的確で、
ヒカルは声を押し殺すのが苦しくなってきた。
永夏も手触りを楽しむように撫でていたヒカルの首筋から、胸へと手を滑らせた。
「…!!」
秀英の愛撫に呼応するように、永夏もヒカルの胸を優しく揉み始めた。乳輪を軽く擦り、
時折、先端をつつく。
「あ、ハァ…い…いやぁ…イヤァ…」
ヒカルは遂に陥落した。息を吐く間もなく、甘ったるい喘ぎ声が口から溢れ続ける。
「やめてぇ……!」
一際高く叫ぶと、秀英の手の中に放ってしまった。
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