| 初めての体験 123
 
 (123)
ヒカルの痴態にすっかり興奮してしまった秀英は、グッタリと投げ出されている足を
 持ち上げ、その秘肛に熱い昂ぶりを押しつけた。
 「あ…やぁ…だめ…」
 「秀英!」
 ヒカルが弱々しく抗うのと、永夏が鋭く叫ぶのと、ほぼ同時だった。永夏がたしなめるように
 一言二言何か言うと、秀英は悄然と肩を落としながらも、素直に腰を引いた。そのかわり、
 ヒカルの股間に顔を埋め、濡れたペニスを子猫のように舐め始めた
 「や…はぁん…」
 「気持ちイイ?ここも舐めればいいの?」
 さっき強引に侵入しようとした場所にも、舌を這わせた。
 「んん…ダメだよぉ…」
 時折、永夏が低い声で秀英に話しかける。快感に霞む頭を無理矢理働かせ、ヒカルは
 そっと二人の様子を盗み見た。永夏は、涼しい顔でヒカルの頬や髪を撫でながら、秀英を
 じっと見ていた。一方、秀英の方は永夏の言葉にいちいち頷きながら、ヒカルの身体を弄っている。
 『もしかして…レクチャーしてる…?』
 視線に気がついたのか永夏がヒカルに笑いかける。細い顎の下に指を滑らせ、猫の子でも
 あやすように擽った。
 「あ、ハァン…」
 その声が合図でもあったかのように、秀英は再び、ヒカルの腰を抱えた。
 「いい?行くよ…」
 「や………待って…あ、あ、アァ―――――――――――――ッ!」
 秀英は、一気に腰を進めた。
 
 
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