初めての体験 123 - 124
(123)
ヒカルの痴態にすっかり興奮してしまった秀英は、グッタリと投げ出されている足を
持ち上げ、その秘肛に熱い昂ぶりを押しつけた。
「あ…やぁ…だめ…」
「秀英!」
ヒカルが弱々しく抗うのと、永夏が鋭く叫ぶのと、ほぼ同時だった。永夏がたしなめるように
一言二言何か言うと、秀英は悄然と肩を落としながらも、素直に腰を引いた。そのかわり、
ヒカルの股間に顔を埋め、濡れたペニスを子猫のように舐め始めた
「や…はぁん…」
「気持ちイイ?ここも舐めればいいの?」
さっき強引に侵入しようとした場所にも、舌を這わせた。
「んん…ダメだよぉ…」
時折、永夏が低い声で秀英に話しかける。快感に霞む頭を無理矢理働かせ、ヒカルは
そっと二人の様子を盗み見た。永夏は、涼しい顔でヒカルの頬や髪を撫でながら、秀英を
じっと見ていた。一方、秀英の方は永夏の言葉にいちいち頷きながら、ヒカルの身体を弄っている。
『もしかして…レクチャーしてる…?』
視線に気がついたのか永夏がヒカルに笑いかける。細い顎の下に指を滑らせ、猫の子でも
あやすように擽った。
「あ、ハァン…」
その声が合図でもあったかのように、秀英は再び、ヒカルの腰を抱えた。
「いい?行くよ…」
「や………待って…あ、あ、アァ―――――――――――――ッ!」
秀英は、一気に腰を進めた。
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「あぁ、はぁ、進藤……イイ…すごく…気持ちイイ…」
腰を揺らしながら、うっとりと秀英が呟く。
『秀英のバカヤロ―――――――!』
ヒカルは、心の中で悪態をついた。大嫌いだ!オマエら二人とも!ヒカルの計画は台無しだ。
いや、それは別にいい。秀英がどうしてもヒカルに入れたいのなら、そうしてもいいと
思っていたから……だけど、なんで、永夏なんか連れてくるんだよぉ……
「あ、あん、ヤダぁ………」
だが、ヒカルの意志に反して、口から出るのは甘い喘ぎ声だった。下半身を秀英に激しく責められ、
上半身は永夏に優しく愛撫されている。ヒカルは完全に翻弄されていた。
「ひぃん………」
ヒカルの身体がビクビクと跳ねる。秀英は、最初強引に突き入れるだけだったが、慣れてくると
緩急つけて内部を擦りあげ、ヒカルの身体を悦ばせ始めた。
「あぁん、あ、スヨン…あ、やだ、そこ…やめてぇ…」
それに煽られるように、秀英の動きが早くなった。掠れた声で韓国語で呟き続け、合間に
ヒカルの名前を何度も呼んだ。
「あぁ、あぁ、あ゛、あああぁん!」
ヒカルは強く秀英を締め付けた。秀英は、痙攣を起こしたように震えると、ヒカルの上に
倒れ込んだ。
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