初めての体験 124
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「あぁ、はぁ、進藤……イイ…すごく…気持ちイイ…」
腰を揺らしながら、うっとりと秀英が呟く。
『秀英のバカヤロ―――――――!』
ヒカルは、心の中で悪態をついた。大嫌いだ!オマエら二人とも!ヒカルの計画は台無しだ。
いや、それは別にいい。秀英がどうしてもヒカルに入れたいのなら、そうしてもいいと
思っていたから……だけど、なんで、永夏なんか連れてくるんだよぉ……
「あ、あん、ヤダぁ………」
だが、ヒカルの意志に反して、口から出るのは甘い喘ぎ声だった。下半身を秀英に激しく責められ、
上半身は永夏に優しく愛撫されている。ヒカルは完全に翻弄されていた。
「ひぃん………」
ヒカルの身体がビクビクと跳ねる。秀英は、最初強引に突き入れるだけだったが、慣れてくると
緩急つけて内部を擦りあげ、ヒカルの身体を悦ばせ始めた。
「あぁん、あ、スヨン…あ、やだ、そこ…やめてぇ…」
それに煽られるように、秀英の動きが早くなった。掠れた声で韓国語で呟き続け、合間に
ヒカルの名前を何度も呼んだ。
「あぁ、あぁ、あ゛、あああぁん!」
ヒカルは強く秀英を締め付けた。秀英は、痙攣を起こしたように震えると、ヒカルの上に
倒れ込んだ。
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