初めての体験 126 - 128
(126)
ヒカルの腰を強く抱き、自分のモノを突き入れる。
「あ―――――――――――!」
ヒカルは、高い悲鳴を上げた。
「あ――あ、あ、あ、やめて…やめてぇ…」
ヒカルはすすり泣いた。嫌いなヤツに好き勝手に扱われるなんて、惨めで悔しい。
力一杯抵抗したのに、簡単にあしらわれてしまった。しかも、こんなに嫌いなのに、
身体の方は勝手に反応してしまう。
「やぁ、いやぁ…やめて…」
永夏が、ヒカルの背中に覆い被さり、耳元で何か囁いた。
「……え?なに?あぁん…いやだぁ…」
ヒカルを責める動きが早くなった。ヒカルは、声を上げることもできない。喉の奥が
ヒューヒューと鳴った。
もう少しでイッてしまう……!そう思ったとき、突然、ヒカルの中から熱いモノが
引き抜かれた。
「ひゃあん…!」
その衝撃で、ヒカルは放ってしまった。
と、同時に背中に熱い飛沫を感じた。永夏が、ヒカルの背中に射精したのだ。
「あ、あ…イヤァ――――――――――――――!」
間隔を開けず、何度も叩き付けられる。
「イヤァ、イヤァ!やめてよぉ…」
その間ヒカルは、ずっと泣き叫び続けた。
(127)
永夏は、ヒカルの中に再び自分を埋めると、華奢な背中に浴びせかけたモノを全身に
塗りたくり始めた。
「ヤダ、やめて、やめてぇぇ…!」
ヒカルは、声を限りに叫んだ。
『こんなのヤダ!』
永夏は、やめてくれない。まるで、ヒカルが自分の所有物であるかの様だ。
―――――マーキングされてるみたいだ……オレは、オマエのもんじゃねえ!
そう言いたかった。……が、それはできなかった。
永夏とヒカルの痴態に興奮した秀英が、ヒカルの口元にペニスを押しつけてきたのだ。
「…進藤…ゴメン…ボクの舐めて…」
上擦った声で懇願する秀英から、顔を背けようとした。だが、後ろから、永夏に顎を掴まれ、
無理矢理口を開けさせられる。すかさず、秀英の熱い昂ぶりが、押し込まれた。
「!!うぅ…!」
秀英は、ヒカルの頭を抱え込み、闇雲に腰を押しつけた。後ろからは、永夏が容赦なく
串刺しにした。
苦しくて息ができない。涙が止まらなかった。早く解放して欲しい。
「ああ、イクよ…!」
喉の奥に、熱いモノが叩き付けられ、青臭い味が口いっぱいに広がっていく。秀英は、
糸を引くペニスをヒカルの口から引き抜いた。ヒカルは、咽せた。口の中のモノをはき出そうと
激しく咳き込んだ。
しかし、そんなヒカルを労ることもせず、永夏は、思い切りヒカルを突き上げた。
「あ、あ、あぁ、あ――――」
永夏の熱を感じたその瞬間、ヒカルの意識は遠のいた。
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気がついたとき、ヒカルは、ベッドで永夏と秀英に抱かれて眠っていた。
『何で、コイツらと川の字に寝てるんだよ…』
ぼんやりとした頭で考えた。そして、「あっ!」と、小さく声を上げると、慌てて起きあがり、
自分の身体の匂い嗅いだ。永夏に精液を塗り込まれたのを思い出したのだ。あの独特の
匂いはしない。代わりに甘い花の香りがした。
「起きたの?進藤…」
秀英が目を擦りながら、起きあがった。
「オレ…風呂に入ったっけ…?」
「覚えてないの?」
そう問い返されて、ヒカルは、飛んでる記憶を慎重にたぐり寄せようとした。目を閉じて、
一から順番に辿っていく。だんだんと、思い出してきた。
半分気を失ったヒカルを永夏は抱き上げて、浴室に連れて行ってくれた。狭いユニットバスで
秀英に身体を支えられながら、永夏に身体を洗われた。ボディーソープを泡立てた掌で、
身体中を擦られた。
「あ…いや…」
永夏の指先が、胸の先端に触れた。思わず漏れたその声に、永夏の口元が微かに上がった。
大胆に突起を摘み、捩り上げた。
「ひっ」
仰け反った身体を秀英が抱き留めた。永夏の指は、傍若無人にヒカルの肌を滑って行く。
ガクガクと震える足の間に、指を埋め込まれた。
「あっ!ヤダ!」
「―――――」
永夏が、ヒカルにはわからない言葉で何かを告げる。
「中のモノを出すんだって…」
後ろから、秀英が通訳した。冗談じゃない!そんなこと自分でできる。身体を捩ろうと
藻掻いたが、力が入らない。
指が蠢く。
「くぅ…あぁん…」
中を掻き回されて、ヒカルは身体を硬直させた。
「あ………」
今度こそ、ヒカルは完全に気を失ってしまった。
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