禁断の章 13
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たけしはほくそ笑む。
「へ、勃っていやがる・・感じているようだな」
カァァ!!
そのあまりな発言にヒカルの顔は一気に上昇した。
「可愛がってやるよ。おまえもこのままじゃ辛いだろ?」
たけしは、厭らしい下卑た笑いを含ませながらヒカルの耳元でささやいた。
ヒカルは目をぎゅっと瞑り首を振って否定する。
「おいおい嘘言うなよ・・・こんなにしといてよ」
いいながらたけしはジーンズの上から勃起したそれの形を確かめるように
優しくなでる。
「わあ!触るな!!!」
ヒカルは叫んで上に覆い被さっているたけしをなんとか退かそうと動くが
両手両足をたけしの仲間に押さえつけられていたため、敵わない。
唯一出来るのは、首を少し持ち上げることだけ。
その仲間も自分を見る目つきが、たけし同様まるで獲物を狙う肉食獣のように
発情したオスがメスをみつけ興奮しているように感じてヒカルはゾッとした。
涙があふれる。でも泣きたくない。
もし泣いたらこいつらの思う壺だ。
ヒカルはグッと我慢した。
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