失着点・展界編 13


(13)
「…和谷…っ」
ヒカルの体にかじり付くようにして再び和谷がヒカルの中で動き出した。
ヒカルの首筋に食い付き、強く吸い、歯形と刻印をつけて行く。
「…一度だけだって、言ったはず…」
乳首を強く噛まれる。皮膚が裂けそうなギリギリまで食い入られヒカルは
絶句する。下腹部の奥の痛みもそのままだった。
「…まだ終わってねーよ。塔矢だって一度で何回か中に出すんだろ。」
初めてヒカルは“恐怖”を感じた。ここへ一人で来た事を後悔した。
伊角に一言、言っておけば良かったと思った。
そして同時に和谷を哀れんだ。可哀想なヤツだと思った。
激痛から来る疲労で意識が遠のく。
…このまま気を失ったら、もう戻って来れない。そんな気がした。
その時だった。小さく、だが確かに、コンコンとドアを叩く音が響いた。
和谷の動きが止まった。
「和谷…、居るのか?オレだよ。」
伊角の声だった。だが、ヒカルには助けを求める程に大きな声を出す気力は
残されていなかった。部屋の明かりもついていないのだ。
だが、その時和谷がとった行動は意外なものだった。
ズボッと和谷が一気にヒカルから抜け出た。
「…っ!!」
声もでない程の痛みに身をよじらせてヒカルは体を縮こまらせた。
「…居ないのか?、和谷…。」
和谷は全裸のまま声のする玄関に向かい、ドアを開けた。



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