ウィロー 13 - 14
(13)
はあはあはあはあはあはあはあはあ・・・・・・
オレはヒカルタンのバナナを弄る手を一旦止めた。
ハアハアと大きく喘いでいるヒカルタンから、邪魔な衣服を取り除くためだ。
ジーパンもパンツも一気に引きずり下ろし、そのまま足から抜いた。
でも、靴下は残しておく。
ああそうさ。オヤジ趣味さ。
今、ヒカルタンは、上半身は脱げかけのシャツ、下半身は靴下のみという大変ハアハアな
姿をしている。
オレは、掌に再びういろうをなすりつけ、ヒカルタンのバナナだけでなく、腹や太腿やその周辺を
汚し始めた。
楽しい。
ライチのように白くてツルツルしたの肌を、ネバネバしたういろうで汚していく。
そして、汚す端から綺麗に舐めとっていくのだ。
さっきまで、「イヤだ」「ヤメロ」とわめいていたヒカルタンの口からは、もう喘ぎ声しか
聞こえない。
「ヤ・・・やあぁ・・・ばかぁ・・・」
「ヒカルタン・・・気持ちいいんだね・・・ハアハア」
オレは、ヒカルタンのバナナや腹をペロペロなめながら、その裏側の桃に手を掛けた。
途端に「アンアン」と、可愛い声を上げ続けていたヒカルタンが、もの凄い勢いで暴れ出した。
(14)
「ヒカルタン!?」
オレはヒカルタンが起き上がれないように、身体を押さえつけた。
「や!ソコはダメ!絶対イヤ!」
首だけ起こすような形で、ヒカルタンはわめいた。
ソレはないよ・・・いっつもしてるコトじゃないか・・・どうして今日に限ってダメなんだよ・・・
ヒカルタンの視線はオレの掌に注がれていた。
「た・・・食べ物をソマツにするとバチがあたるんだぞ・・・!」
ハアハアと息を切らせて、ヒカルタンが叫ぶ。
「そ、それに・・・食べ物で遊ぶと目が潰れるんだからな!じーちゃんが言ってた!」
ヒカルタンは、オレをじっと睨んだ。
―――――――ああ!そーゆーコト・・・
それにしても、なんて可愛いコトを言うんだろう。
じーちゃんが言ってた――――だってさ・・・ホントにもう可愛いんだから。
「バチなんてあたんないよ。あたるとしても、ヒカルタンじゃなくてオレにだから、
ヒカルタンは心配しなくていいよ。」
オレはヒカルタンを安心させるために、これ以上はないってくらい優しい笑顔を向けた。
・・・のに、どうしてさっきより不安そうな顔をするんだよ?
「ヤダよ!オマエの目が潰れちゃったらどーすんだよ!」
ヒカルタンは半泣きだった。
か、か、か、可愛い・・・・・・
ヒカルタンはお化けとかユーレイとかを信じているから、こういう迷信も信じているんだよな。
ホントに、今時信じがたいくらいピュアな男の子だ。
「大丈夫!ちゃんと全部食べるから・・・」
オレは、まだ抗議しようとするヒカルタンのサクランボみたいな唇に、チュッとキスをして、
軽い身体を俯せにした。
「やぁ・・・ダメだってばぁ・・・!羽伊郎(仮)!!」
ヒカルタンの抵抗をよそに、白桃のような実を二つに割る。
ソコには禁断のミラクルゲートが待っていた。
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