初めての体験 137 - 138


(137)
 男の手が肌を這う感触に、ヒカルは身震いした。男が感嘆の声をあげた。
「ヒカルちゃん、肌白いんだね…それに、すべすべして…すごく気持ちいい…」
興奮した息が肌の上を滑っていく。男の指先が、ヒカルの胸の突起をキュッと摘んだ。
「ん…あぁ…!」
「ヒカルちゃん、おっぱい小さいんだね…でも、僕はこれくらいが好きなんだ…
 でかいだけのおっぱいなんて、色っぽくないよ…」
上擦った声で、ヒカルの耳元に囁く。
―――――小さいとか、大きいとかの問題じゃねえ!オレには、そんなモンついてねえよ!
そう叫ぼうと口を開いたが、出てきたのは「あ…いやぁ…!」「やだ…やめてぇ…!」と
言う哀願だけだった。
 その声に刺激されたのか
「ヒ…ヒカルちゃん…ヒカルちゃん……」
男はヒカルのスカートの裾に手を入れた。
 男の手がスカートを捲り上げると、そこから、可愛らしい下着が現れた。
『ウソだろぉ………』
ブラジャーこそ着けられてはいなかったが、その華奢な腰には可愛いレースとリボンに
縁取られた白い木綿のショーツを穿かされていた。当然、女性のものである。ヒカルは
驚きと恐怖で、固まってしまった。
 急に動かなくなったヒカルの青い顔を男が覗き込む。
「どうしたの?大丈夫だよ…怖くないからね…」
そのまま、顔を下にずらし、ヒカルの乳首に吸い付いた。
「あぁ……!や…やぁ…!」
「ヒカルちゃんの乳首って野イチゴみたい…可愛くっておいしいよ…」
男は、チュウチュウと音をたてて吸い上げる。
「いやあぁぁぁ…!やめて!やめてぇ……!」
ヒカルが泣き叫ぶと、男は殊更音を立てて、激しく吸った。
 そうして、男は、口で上半身を責めながら、手で下半身を撫でさすった。


(138)
 男の手が、ヒカルの丸くてスベスベした尻や、ほっそりとした太ももを這い回る。
「……ン……くぅ…やだよぉ…んぁぁ…」
「ヒカルちゃん…感じやすいんだね…ほら…こんなに濡れているよ…」
ショーツの盛り上がった部分をくすぐるように、男の指が触れた。その先端は、濡れてシミを
作っていた。
「やだ…!ちが…」
ヒカルが身体を捩って男の手を逃れようとする。だが、男は、布の上から何度もそこさすった。
その手の動きにあわせて、スカートが捲り上がっていく。
 耳元で男は、荒い息とともに卑猥な言葉を囁き続ける。顔が紅くなるような言葉の洪水に
ヒカルは顔を背けた。
「…純情なんだね……可愛い…」
 ヒカルの反応が、男の気をさらに昂ぶらせている。そのことにヒカルは気が付いていたが、
声を堪えたり、恥ずかしい言葉を無視することは難しかった。
「やめて………やめてよ……」
すすり泣くヒカルの股間を男は執拗に弄び続けた。最初はたださするだけだったが、ヒカルの
変化が顕著になり始めると、優しく揉んだり、濡れて先端が透けて見えるそこを布越しに
爪を立てたりした。
「あぁ!やだぁ!」
ただでさえ、異常な状況にヒカルの神経は過敏になっている。その上、敏感な部分に刺激を
うけて忽ちそこは熱くなってしまった。それに応えるように、男の手の動きはどんどん早く
なっていく。

 女性用の下着から今にも顔を覗かせそうなそこを隠そうと、ヒカルは足をばたつかせた。
男はヒカルの細い太ももを、自分のそれでしっかりと挟み込んで動きを封じた。大きな手は、
未だにヒカル自身を嬲り続けていた。



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