| 初めての体験 138
 
 (138)
男の手が、ヒカルの丸くてスベスベした尻や、ほっそりとした太ももを這い回る。
 「……ン……くぅ…やだよぉ…んぁぁ…」
 「ヒカルちゃん…感じやすいんだね…ほら…こんなに濡れているよ…」
 ショーツの盛り上がった部分をくすぐるように、男の指が触れた。その先端は、濡れてシミを
 作っていた。
 「やだ…!ちが…」
 ヒカルが身体を捩って男の手を逃れようとする。だが、男は、布の上から何度もそこさすった。
 その手の動きにあわせて、スカートが捲り上がっていく。
 耳元で男は、荒い息とともに卑猥な言葉を囁き続ける。顔が紅くなるような言葉の洪水に
 ヒカルは顔を背けた。
 「…純情なんだね……可愛い…」
 ヒカルの反応が、男の気をさらに昂ぶらせている。そのことにヒカルは気が付いていたが、
 声を堪えたり、恥ずかしい言葉を無視することは難しかった。
 「やめて………やめてよ……」
 すすり泣くヒカルの股間を男は執拗に弄び続けた。最初はたださするだけだったが、ヒカルの
 変化が顕著になり始めると、優しく揉んだり、濡れて先端が透けて見えるそこを布越しに
 爪を立てたりした。
 「あぁ!やだぁ!」
 ただでさえ、異常な状況にヒカルの神経は過敏になっている。その上、敏感な部分に刺激を
 うけて忽ちそこは熱くなってしまった。それに応えるように、男の手の動きはどんどん早く
 なっていく。
 
 女性用の下着から今にも顔を覗かせそうなそこを隠そうと、ヒカルは足をばたつかせた。
 男はヒカルの細い太ももを、自分のそれでしっかりと挟み込んで動きを封じた。大きな手は、
 未だにヒカル自身を嬲り続けていた。
 
 
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