肉棒だらけの打ち上げ大会 14
(14)
夕暮れ時の山間静かな温泉施設の温泉浴場の窓からは、町に小さな灯りが
ポツポツと見え始める。
昭和初期の看板がそのままに放置してある寂れた町並みにその灯りが妙に
マッチして、どことなくレトロな雰囲気が温泉町に漂う。
・・・・・・・が、この温泉施設に宿泊している囲碁バカ達には、そんな情緒を楽しむ
輩は一人もいなく、暴走しまくり状態だ。
宴会会場から遠く離れた温泉浴場。もくもくと湧き上がる湯気の中、蠢く二人
の人影──アキラとヒカルがいた。
ヒカルは浴場のタイルの上にアキラを仰向けに寝かせ、アキラの両足を自分の
肩に掛けた。そしてアキラの尻を両膝にのせ、その姿勢のまま膝を立て、
やや前屈みの格好で思う存分アキラの中の感触を楽しんでいる。
「あっ、だ、ダメだ・・・んっ・・・あぁっ」
「駄目だなんてよく言うぜ!
お前の中、オレの物をキツく締めつけているクセに。
塔矢の駄目って気持ちイイってことだろ?
なあ塔矢、駄目は気持ちイイの裏返しなんだよな」
「ち、ちが・・・・ああっ!」
小刻みに絶え間なくアキラの柔らかな体内にヒカルは攻めたて、アキラの言葉
を無理矢理遮った。
必死に歯を食いしばっても我慢出来ずに声を上げてしまい、恥ずかしさの
あまりに顔が赤くなるアキラの表情を満足気に『してやったり!』とヒカルは
ニンマリ眺める。
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