初摘み 14


(14)
 ヒカルは頷いたことをすぐに後悔した。アキラが自分の後門に指を差し入れてきたからだ。
「ひっ!」
どうしてそんなところに、指を入れられるのかわからなかった。アキラの指が抜き差しを
始めたとき、その理由に朧気ながら気がついた。
「い…痛…!や…やだ!やだ!やだぁ――――――!!」
アキラから逃れようと、必死で暴れた。だが、足を持ち上げられた状態では何も出来なかった。
アキラがヒカルの胸を押さえるように、身体を傾けた。
「ダメだよ…こうしておかないと…」
アキラはそう言って、ヒカルの中にもう一本指を入れた。
―――――塔矢は酷い!!
ヒカルはギュッと目を瞑った。自分の姿を考えるだけで、死にたいくらい恥ずかしかった。
素っ裸にされて、足を大きく広げ、後ろに指を入れられて………。自分は、こんなに
痛くて怖い思いをしているのに……。おまけに、いくら頼んでも電気を消してくれない。
「あ、あ、あ、いやだ…」
ヒカルは、また泣いてしまった。それでも、アキラはヒカルを放してはくれなかった。
 捻りこむように、指を奥の方に入れられたとき、奇妙な感覚が走った。アキラも、ヒカルの
反応に気がついたのか同じ所を何度もさすった。ヒカル自身が再び勃ち上がり始めた。
「や、や、はあ、あぁ!」
ヒカルは、堪えきれずに悲鳴をあげた。



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