初めての体験 145 - 146


(145)
 「ヒカルちゃんはダメだ………」
男は、ブツブツと呟きながらキーを叩いた。部屋の中は、男の独り言とパソコンのキーを
叩く音しか聞こえない。

「やっぱり、あの子の方がよかった………」
そう、プライドが高くて高飛車だけど、本当は寂しがり屋のお嬢様。

 最後にタイトルのタグを打ち付ける。男がブラウザを立ち上げ、新しいホームページの
出来映えを確認した。
画面いっぱいに、タイトルが映し出された。
アキラ様のお部屋――――――男の新しい城の名前である。

おわり





++++++ おまけ分岐 ++++++

ヒカルちゃんは処女ではなかった。
どうしますか?

  A:詐欺だ!暴れる >142へ
→ B:全然オケーノープロブレムがんがん行くよ >146へ 


(146)
 「アァ………はぁン……」
男の指の動きにあわせて、腰が揺れる。
「ん……イイ……」
もう、この際誰でもいい――――――ヒカルはそう思った。
「ん!んんん………あぁん……」
ヒカルは喘いだ。早く、早く欲しい。
 男の指がリズミカルにヒカルの内部を擦り上げる。
「ひゃあん!」
華奢な太腿の間で揺れているヒカル自身は、今にも弾けそうになっていた。スカートには
不釣り合いなそれを、男が空いている方の手でソロリと撫で上げた。
「や!出ちゃう………アァ…!」
ヒカルはシーツを握り締めた。
 熱いものが男の手を伝って、ヒカルの腿を汚していく。
「ハ…ふぅ…」
顔を押しつけていた部分が、微かに濡れている。きつく閉じられた瞼をゆっくりと持ち上げると、
睫に溜まっていた涙がシーツに新しい染みを作った。



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