禁断の章 16
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放った直後、解放によりひどい脱力感がヒカルを襲う。
このまま眠ってしまいたい。
はげしい睡魔にヒカルは目を閉じた。
ゴクリ・・・
はっとして目をあける。
たけしがヒカルの顔に視線を合わせ今放たれたヒカルの
精液を飲み干した。
「うまかったぜ!おまえの」
ニヤリとたけしが笑う。ヒカルは、あまりの羞恥に目を逸らした。
「さてと次はオレの番かな・・・」
たけしは、立ち上がり自分のズボンのベルトに手をかけた。
ストンとズボンが落ちる。そして無造作に自分の下着を脱ぎ去ると
たけしは腰を折りヒカルの足をつかみ膝を立たせた。
そしてゆっくりとまるでたから箱でもあけるように
開いていく。
ヒカルは目を瞑り覚悟を決めた。
加賀は、今しかないと思った。
やつらが油断するのをずっとまっていた。
仲間もさっきまでの進藤の痴態に我慢し切れなくて
自分で自分を慰めてやがる。
進藤の声で自分もおかしくなりそうだったが、グッと堪えた。
いいぞ・・
加賀は慎重に近づく。
手には、棒切れが握られていた。
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