○○アタリ道場○○ 17
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気-173 : ○○アタリ道場○○(.QypifAg) sage | 2003/08/06(水) 00:16
お父さん、日本は長期の梅雨が終わり、本格的な夏が訪れました。
照りつけるような強烈な日差しを肌に感じ、やっと夏らしくなってきたと実感
する今日この頃のボクです。
お父さんは、今頃台湾で碁の鍛錬に力を注いでいるのでしょうね。
今、ボクは緒方さん・芦原さん、そして お母さんの4人で海釣りに来て
います。釣り船で海に出ているので、本格的です。
毎日囲碁漬けの生活を送っているボクにとって、目の前に広がる風景は
とても新鮮で、頬を掠める潮風も本当に気持ちがいいです。
コバルトブルーの海に浮かぶ小さな島々に、波と一緒に飛びはねるトビウオ。
空一面に踊るように、もくもくと湧きあがる白い雲の群れ。
どこまでも果てしなく続く青と空だけの世界。
ボクの目は、それらに釘付けです。
ええ、お父さん・・・決して後ろの人達の姿は見ないようにしています。
ボクは見ていません。見ていないったら、見てないですっ!
芦原さんが船酔いをしないように服薬したものは、実は下剤だったなんて。
それに気付いたのは、すでに釣り船は港を出た後。
現在、芦原さんはトイレにこもっている状態だということはボクは
知りません!
ボクの目に映るのは、綺麗な海だけです。
(どうやったら、そんな間違いが出来るのか謎です。)
・・・・・・ああ、お父さん・・・・、だけどボクの目の前で緒方さんが眼鏡をしたまま
金メラ入りのフンドシ一丁で、気持ちよさそうに平泳ぎをしています。
せめて、泳ぐ時は眼鏡を外せばいいのにと思うのですが。
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