ピングー 17
(17)
その小さくなった体に誘われて、緒方の分身はあっと言う間にその気になっていた。
(誘ったのは、お前だぜ。男の前で、そんなにしおらしい怯えた姿をみせるもんじゃないな)
緒方は、シャワーを床に落とした。
空いた両手でヒカルの腕を肩から引きはがす。ヒカルは抵抗したが、まだ成長途中の体は、
育ちきった大人の腕力に屈した。
壁に押し付けて唇を奪う。
まだ本格的なキスの仕方を知らないのだろうそこに、初めて他人の唾液の味を教えた。
あきらめたように、ヒカルの体から力が抜ける。
緒方は濡れたズボンの前を降ろして、自らの熱の根源を、湯煙の向こうのヒカルのうしろの
すぼまりに押し付けた。
洗浄されて柔らかくなっていたそこに、太く大きなそれは、ゆっくりと押し込まれた。
重ねた唇の下で、ヒカルが逃れようと呻いていた。もがく腕ごと一緒に抱きしめた。
すぐに緒方の固いそれが前後に動き出す感覚から逃れようと、ヒカルは足をばたばたさせて
緒方を蹴ろうとする。
(うっとおしいな)
暴れる右足をつかんで、高く掲げ、自分の肩の上にかけた。
これでヒカルは自由に動けない。
あとはただ、緒方に好きなように喰らわれるしかない。
前後左右に動く緒方の尖端に、ヒカルは腸壁のあらゆる場所を突かれて、喘ぎ声を
あげた。
痛みと、それにともなう体の奥から湧き出てくるような不思議な感覚に、戸惑って
首を振った。
男にそんな所に、排泄器をつっこまれて、わずかでも快感を感じている自分が信じ
られなかった。
時折、じっと唇を噛んで、我慢してみたりもしてみたが、それに緒方はすぐに気付いて、
わざと突き上げる場所を急に変えてくるので、ヒカルの口はすぐに開いてしまい、
変な声を出す。
湯を噴き出し続けるシャワー口が、ちょうどつながる部分の近くにあり、その部分に
熱い雨を降らせていのがわかった。
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