昼下がりの遊戯 17
(17)
ヒカルはアキラから目を逸らした。そんな恥ずかしいこと口に出して言える訳がない。
アキラはヒカルの内部を指で嬲りながら、再度問いかける。
「ねえ、進藤ってば…。答えなよ。」
それでも、ヒカルは返事をしなかった。
「強情だな…言わなきゃ、このまま帰るよ?」
アキラはヒカルから指を引き抜いて、立ち上がった。もちろん、本気で帰るつもりはなかったが…。
ベッドに横たわっていたヒカルが、弾かれたように起きあがった。
「や…やだ…!塔矢…」
ヒカルは、アキラの上着の裾にしがみついて訴えた。大きな目には涙が滲んでいた。
アキラはヒカルに優しく笑いかけ、もう一度質問した。
「じゃあ言うよね…?何本入れていたんだい?」
ヒカルは、アキラのその美しい微笑みから目が離せない。まるで催眠術にでもかかったかの
ように、うつろに答えた。
「さ…三本…」
アキラは満足げに頷くと、ヒカルの隣に座り直した。
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