○○アタリ道場○○ 18


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それに、この海はサメが出て人を襲うから気をつけろと、地元の方が言って
いたのに、その助言を無視して緒方さんは好き勝手なことをしています。
実際にサメが出たら どうするのでしょうか。
・・・って言っているうちに、本当にサメが出てしまいましたっ!!
おっ、緒方さんが危ない!!!
ボクは、どうしていいか分からず、トイレにこもりきりの芦原さんは
ほっといて、船内にいるお母さんを思い出し、キッチンのドアを開けました。
・・・・・・ああぁ、お父さん・・・・、ボクは目の前の光景は本当に現実なのだろうかと
疑っています。
だって、暗い船内のキッチンで お母さんがマンガ日本昔ばなしによく登場
するような、どデカイ包丁をシュッシュッと石で磨ぎながら、
「腕が鳴るわぁ〜、腕が鳴るわあぁあああ〜、
新鮮な海の幸よ、主婦の腕の見せどころよ!
オ―――――――――――ホッホッホ──ォオ!!」
と、雄たけびをあげています。
・・・・・・ああぁあ、お父さん・・・・、きっとボクは疲れているんでしょうね。
これは全て夢なんですよね。
でも、この状況で頼りになるのはボクだけだ。
かろうじて、それだけは分かるので緒方さんを助けられないかと必死に考えを
めぐらせ、とりあえず浮き輪にロープを巻き、緒方さんの方へ、それを投げま
した。
・・・・・・ああぁああ、お父さん・・・・、緒方さんにはボクの助けなど皆無でした。
緒方さん、サメと取っ組み合いのケンカを始めました。



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