少年王アキラ 18


(18)
オガタンは、王室の主治医でもあった。
少年王が幼い王子の頃から、心と体の発育を見届けてきた。
王国には、王室の者に先祖代々仕えてきた性欲処理専門機関がある。そこはありとあらゆるプレイのプロフェッショナル機関である。
王子の寝室フロアーの奥にも、王子が10歳のころから、王子を慰める為に、選びぬかれた少年少女たちが用意されていたが、アキラ王子はその部屋へ行くのを恐がり、
「オガタンとようこさん(ウサギのぬいぐるみ・現在12歳)と一緒におねんねするっ!」
といって聞かなかった。
オガタンと手を繋いでないと寝付かれない王子であった。
「あの王子がいつの間にやら……」
オガタンは複雑な心境であった。少年王は体の欲求はあるものの、それを、どう処理していいのか、あるいは愛の営みというのはどういうものなのか、をまるで知らない。
最近、少年王が無意識に、股間をハマグリゴイシや城内の柱に擦りつけているのを見るにつけ、まるで盛りのきた猫が、相手が見つからずにその身を捩っているようで、見てるほうがツライものがあった。
少年王の無知は、オガタンにも責任があった。
少年王の性教育を任されながらも、その時を伸ばし伸ばしにしていたオガタンである。……が、ついにその時はきた。
「到着までにはまだ、間がある…では少年王、別室のほうへ。」
小瓶を手にオガタンが少年王を別室へいざなう。
少年王は、頬を紅潮させ、少し緊張した面持ちでそれに従った。
「ついに、ついにその時が!」オガタンの低く通る声を腰に浴びながら座間は、再び激しくその身をくねらせた。
キッチンの茂人と506もゴクリと唾を飲み込むと、無言でファスナーを降ろし、イチモツを手にその状況を見守った。



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