りぼん 18


(18)
前髪をかきわけられて、おでこにキスされた。
それが合図だったみたいに、塔矢が腰を使いはじめた。
「ぅん! ひっ、あっ!」
いきなり奥を突かれた。さっきとはちがう痛さがオレを包む。
塔矢は少しずつリボンをほどきながら、オレのなかを行ったり来たりしてる。
リボンがこすれて痛いんだけど、それ以上に気持ちよくなっちゃってる。
「あっあ、は……ん、とぉやあ……っ」
縛られてた身体がラクになってくると、物足りなさを感じてしまう。
このままでもいいんだけど、オレは誕生日プレゼントなんだから、やっぱりコイツを喜ばせ
なくちゃいけないな、って残った意識のカケラが言ってる。
「とぉや、オレ、上に……」
声がぶれる。え? て塔矢がオレの顔をのぞきこんでくる。
手をついて、なんとか起き上がる。塔矢も身体をどけてくれた。
塔矢の胸に手をあてながら、オレはそのまま体重をかけた。そしたら上下が入れかわった。
「くぅっ……」
下から突き刺さるような体位って、やっぱりちょっとキツイ。
「しんどう?」
聞いてくるような塔矢の声。オレは少し笑って、腰を浮かして塔矢のを自分のなかから引き
抜いた。途中までいったら、今度は腰を沈めていく。
塔矢がさっきオレの中で出したから、けっこうスムーズにいけそうだ。
うん、大丈夫だ。
オレは動きをどんどん速くしていった。そしたら塔矢がオレの下で声をあげた。
「とぉっ、きもち、い……?」
「ぃっ、しんどっ……ぉ、んっ」
「あっ!」
塔矢が下から腰を突き上げるように揺らしてきた。
オレはその刺激で、思わず前かがみになる。塔矢のお腹のうえに手をついた。
ぱっと塔矢と目が合った。すごく嬉しそうで、そんな顔みてたら、はりきりたくなった。
もっと気持ちよくなってほしい。もっとオレを感じてほしい。



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