天涯硝子 18


(18)
ヒカルは息を止め、動き出した冴木の動きから与えられる振動に耐えようとした。
クリームを使っているために滑りがよいのだが、返って冴木の動きの通りにヒカルの身体を揺らしていた。
歯を食いしばり、声を殺しているヒカルの様子に、冴木は掴んでいたヒカルの足首を放した。
自由になった足を冴木の両肩に掛けるような形になると、腰を冴木の膝に凭せ掛け逆立ちをするような
圧迫感が消えて、ヒカルは身体が楽になったと感じた。
「…お願い…、冴木さん…動かないで」
息を吐き出しながらヒカルは掠れた声で言った。
冴木はヒカルと繋がったまま、ヒカルの足を自分の腹の両脇に移動させ、自分はヒカルから外れないように
しながらヒカルと身体を重ねた。
「痛い?」
ヒカルは目を閉じて、何度か無言のまま頷いた。
「…ぅ、……ん…」
ヒカルの腕が冴木の首に絡みつく。足を腰に回し、もっと深く繋がるようにとするように強く締めつけてくる。
身体を重ねたためにお互いの体温がふたりの間に貯まって行くためなのか、痛みのためなのか、うっすらと
額に汗を滲ませ震えている。冴木は溜まらず動きを早めた。
「…ひっ…!」
もっと深くヒカルの内を抉るように、突き上げる。
「ぁぁっ!…あぁっ!……あっ、……あっ!…ぁあっ!」
立て続けにヒカルが声を上げ始めたと思うと、冴木の下腹に擦られ、簡単にヒカルは絶頂を迎えた。
じわり、と、ふたりの間にヒカルの熱い精が広がる。
「……進藤、…俺、まだなんだけど…続けていいか?」
ゆつくりと、それでも大きく腰を回しながら冴木がすまなそうに尋ねた。
ヒカルは頷いたが、何を言われたのか解ってはいないようだった。
冴木はかまわずヒカルを突き上げ始めた。
「…いやっ!ぁあっ!」
冴木の身体の下から逃れようとヒカルはもがいたが、冴木がヒカルの身体をしっかりと抱き込み
捕らえて離さない。ヒカルの声が掠れ、啜り泣きが混じり始めても冴木の欲望は果てがないように、ヒカルの紅い内側を擦りあげる。
一度開いたそこを冴木は存分に嬲った。ヒカルの肉づきの薄い双丘を両手で掴んで押さえつけ、
隙間なく腰を撃ちつけ続け、ヒカルがもう声も出せなくなったころに漸くヒカルの内に自分の
欲望を吐き捨てた。

「何か前は、もっと楽だったような気がする…」
「今日は緊張してたからだろ?」
「慣れたらもっと良くなるかな?」
やわらかく降り注ぐシャワーを背中に受け、冴木に膝を割られながら、ヒカルはつぶやいた。
「明るかったからな、お前の感じてる顔を見られて俺は満足だよ」
ヒカルは驚いて顔を上げた。
「冴木さんはいいよ!あんなに長くされてさ、オレ死ぬかと思った…」
「死ぬかと思って何回イッたんだ?」
「…冴木さん、やっぱり意地悪だ」
冴木が双丘の割れ目から指を滑り込ませた。ヒカルの開いた足の間に手を入れ、くすぐるように肌に
指を這わせる。指先を押し付けるようにして秘門の入り口を擦り始めた。
「…ん、…何してるの…」
「感じるか?…洗ってるだけなんだがな」
洗っているにしては手つきがおかしい。片足を持ち上げられ、脚をもっと広げさせられた。
爪先立ちをしていたヒカルは立っているのがつらくなり、冴木の胸にすがりついた。



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