初めての体験 Asid 19 - 20


(19)
 突然、進藤がボクを突き飛ばした。
「進藤?」
震えている?どうして?ボクは、進藤の顔を覗き込んだ。
「オマエ、今、何考えてたんだよ?」
そっぽを向いたまま、進藤が訊いてきた。えぇ…?
「別に…キミのことだよ…」
ボクは、優しく笑いかけた。本当のことは言えないよね。
 進藤は、ボクの顔をじぃっと見つめてきっぱり言った。
「ウソだ!」
ウソじゃないよ。まあ…よからぬことも考えていたけど…。
「だって…オマエ…目が笑ってネエんだもん…怖ェよ…」
進藤は、枕に顔を伏せてしまった。しまった。顔に出てしまったか…!修行が足りないのか…!?
 それにしても、進藤も結構、勘がいいんだな。
「ごめん…今度の対局のこと考えていたんだよ…」
ウソも方便だ。進藤は顔を上げて、ボクを見た。目にいっぱい涙を溜めて、怒っている。
「…オレもその気持ちわかる…でも…オレと一緒の時は、オレのことだけ見てくれなきゃ
 イヤだ……!」
そう言うと、また、顔を伏せてしまった。滅茶苦茶可愛い!このまま、地下室に監禁して
しまいたい!地下室なんてないけど……


(20)
 ボクは、進藤の背中に覆い被さった。
「や…やめろよ…あぁん…」
前に回した手で、抵抗する彼の股間に触れると、そこは熱くなっていた。
「なんだ…進藤もしたいんじゃないか…」
「や…ちが…」
進藤の呼吸が荒くなり始めた。
 ボクは、彼の前を弄りながら、同時に後ろも嬲った。そこは、先ほどまでボク自身が
いた場所なので、簡単にボクの指の侵入を許した。
「あ…んん…と…やぁ…」
ボクの指の動きに合わせて、進藤の腰が揺れる。扇情的だ。彼の頭を押さえ付け、
無理やり貫きたい気持ちをぐっと堪えた。ガマンだ。ボクは、彼の腰を優しく引き寄せると、
自分をそっと宛った。
「入れるよ?」
進藤が、小さく頷いた。ボクは進藤の腰を固定すると、ゆっくりと自分自身を突き入れた。
「アアァ――――――ッ」
ボクが腰を進める度に、進藤は小さく喘いだ。最初は静かに、徐々に激しく抽挿を繰り返す。
「あ、あ、あぁ…ん…ン、ンッ、ンン……アアッ」
快感に耐えきれず、進藤の身体が前に崩れた。枕に顔を押しつけて、喘ぐ様があの時の
芦原さんと重なった。やった……!
 進藤の身体に巻かれた白いロープ…縛られた両腕……戦慄にも似た快感が全身を駆け抜けた。
ああ…ゾクゾクする。ボクは、一気に膨れ上がった。



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