光明 2


(2)
寺院内の一角にある和室でアキラと僧侶は碁を打ち始めた。
この和室の窓から手入れのいきとどいた日本庭園がよく見渡せる。
「どうだね。プロ棋士の世界は?」
「そうですね。毎日毎日がとても充実してます。
碁を中心とした生活を一日でも早く送りたかったので。
また一期下で強力なライバルがいるので負けられないですね。」

空に雲が多くなり暗くなっていくと同時に冷え込んでいき、
やがて雪が降りそうな風情を匂わしてきた。
「それは 良い巡り会いをしましたな。
まあこの世には偶然は一つも無く その人間に必要だからこそ
必然に物事が起こると言いますしな。
ところで アキラ君は棋士として志すことはなにかね?」
「最善の一手・・・神の一手を極めることです。」
「神の一手のう・・・ということは、アキラ君は碁の神様を目指しておるのかね?」
と僧侶は言うと同時にパチッっと一手を打った。
すかさずアキラも打ちながら「碁の神様・・・ですか?」と訪ねた。



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