S・W・A・N 2


(2)

迷ったけど出します。何やってんだろ俺・・・。Part47>273のつづき

※せいじ運子話につき、嫌なヤシはスルー頼んます

幼い頃から見守り導いてきた弟弟子のアキラに排便姿を見られる・・・
いや「見ていただく」ということは、
せいじにとってそれまで築き上げてきた自己を全て壊すことにも等しかった。
だがそんな屈辱的なはずの状況に、限りない安らぎを覚える自分がいるのもまた事実だった。
蔑むようなアキラの強い瞳に見られながら排便しることは
小さな子供の昔に返って母親の前で運子をしるような、郷愁にも似た感覚をせいじにもたらした。

突き上げるような強い便意の波が襲い「せいじもう駄目かもしれない」と思った瞬間、
アキラが振り向いた。
顔を真っ赤にして下半身にプルプルと力を込めるせいじを見てアキラはハァ・・・と
聞こえよがしに溜め息をついた。
そのまま小さく首を傾げると、漆黒の黒髪が窓からの光を受けてサラリと輝く。
「出したいの?」
眼鏡がズレるほどコクコクと強く頷く。
二人きりのこの空間にいる時、アキラはせいじに対して普段の敬語を使わない。
「ふぅん。可哀相だね」
そっけなく視線を本の上に戻し、白魚のような手でページをめくり出したアキラにがっかりする。
一旦解放の期待を持たされたせいか下半身の衝動は激しさを増し、
このままではあと1分も耐えられそうにない。



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