昼下がりの遊戯 20
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ヒカルは、もうアキラに逆らうことが出来なかった。
ヒカルが、泣きそうな顔でアキラを見つめた。ヒカルの潤んだ瞳を見ても
アキラの心は揺らがない。むしろ、その頼りない表情を楽しんでいるようだった。
ヒカルは覚悟を決め、ベッドの上に俯せになった。恥ずかしくて堪らないが、
このまま、放って置かれるのはもっと辛い。
「いい子だね、進藤…。ボクに良く見えるようにするんだよ…」
頭上からアキラの声が降ってきた。
ヒカルは黙って、尻を高く上げた。
頬をシーツに押しつけた。無理な体勢に息が詰まりそうだったが、我慢した。
ヒカルは躊躇いながら、そろそろと指を後ろの穴へ入れた。
「あ…ん…」
指をゆっくりと前後させた。
「一本じゃ足りないだろう?」
アキラの声に促され、一本、また一本と増やした。
「くっ…あ…あぁ…」
アキラの視線をそこに感じて、ヒカルの動きはますます激しくなった。
「はぁん…あ…あぁん…」
ヒカルは自分の行為に溺れ始めた。羞恥と快感に喘ぎ、肌は桜色に染まっている。
「―えっ?」
突然、アキラが、ヒカルの腰を掴んだ。そして、後ろを嬲っているヒカルの
指を引き抜いた。途中で行為を止められ、ヒカルは戸惑った。
と、同時に、後ろに何かがあてがわれた。
まさか――――――!?
「嫌だ!」
と言おうとしたが、口から漏れたのは声にならない悲鳴だった。
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