少年王アキラ 21


(21)
オガタンは、アキラ王の着ている物を一枚一枚丁寧に脱がせた。
アキラ王は自分で服を着たことがなければ、脱いだこともないのだ。

オガタンは、アキラ王のその裸体の美しさに驚嘆した。
初めて見たわけではない。オガタンはアキラ王の主治医なのだ。
だが、今日はいつもの検診ではない。
これから二人はピ―――(X指定)を行うのだ。
アキラ王もこれから起こる事に対して、期待と不安で胸をドキドキさせていた。
肌がほんのりと桜色に染まっている。自分の裸を見られることには抵抗はないのだが、
あんまりじろじろ見られると居心地が悪い。
「オガタン…あんまり見ないでくれ…」
アキラ王が、頬を染めて言った。
『アキラ王が恥じらっている!?』
一生に一度、見られるかどうかわからないほどの珍事であった。
竹の花が咲くのを見るよりも難しいのではないだろうか?
『ハッ…竹の花だなんて…縁起の悪い喩えを…相当俺も動揺しているな…』
オガタンはクールな笑みを口元に湛えた。

一方、座間はアキラ王の部屋の前で悶えていた。
「あぁ…王が遂に…大人になってしまう…うぅ…しかも、オガタンがあの薬を…
 私もまざりたい…」

そしてキッチンでは―――
「ちょっとぉー まだなのぉ 早くしてよぉ」
茂人と506がブーイングをしていた。



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